2014年12月25日 星期四

[音]夜へ急ぐ人(ちあきなおみに捧ぐ)


詞曲:友川カズキ
譯:橙子

「夜へ急ぐ人」

夜へ急ぐ人が居りゃ
その肩 止める人も居る
黙って 過ぎる人が居りゃ
笑って 見てる人も居る
かんかん照りの昼は怖い
正体あらわす夜も怖い
燃える恋程 脆(もろ)い恋
あたしの心の深い闇の中から
おいで おいで
おいでをする人 あんた誰

「ネオンの海に目を凝(こ)らしていたら
波間にうごめく影があった
小舟のように あっけないそれらの影は
やがて哀しい女の群と重なり
無数の故郷(ふるさと)と言う 涙をはらんで
逝(い)った」

にぎやかな 夜の街角で
かなわぬ夢の別れいくつ
勇気で終わる 恋もありゃ
臆病で始まる恋もある
かんかん照りの昼は怖い
正体あらわす夜も怖い
燃える恋程 脆(もろ)い恋
あたしの心の深い闇の中から
おいで おいで
おいでをする人 あんた誰


「向夜急行的人」

有人向夜急行
也有人拍肩劝阻
有人默然走过
也有人带笑观望

铮铮白日的正午令人恐惧
原形毕露的午夜也令人恐惧
恋情越是热烈越是脆弱
从我心底深深的黑暗中
说着“过来,过来,过来”的人
你是谁

“凝神望向霓虹的海洋
便可见波澜间蠢动的黑影
小舟般乏味的黑影
渐与成群的悲伤女人重合
将无数故乡化为眼泪”

繁华的夜的街角
多少无望的梦的离别
有因勇气而终结的恋情
也有因怯懦而开始的恋情

铮铮白日的正午令人恐惧
原形毕露的午夜也令人恐惧
恋情越是热烈越是脆弱
从我心底深深的黑暗中
说着“过来,过来,过来”的人
你是谁

2014年12月24日 星期三

[音]マッチ売りの少女


詞曲:友川カズキ

「マッチ売りの少女」

少女のユメのすき間には
あったかいお父ちゃんが棲んでいる
あったかいお父ちゃんが会いたくて
少女は今夜も月の下
男の顔は木枯らし色
いつでも決まってる木枯らし色
マッチを一本買って下さいな
マッチを一本買って下さいな

悲しくなんかないのよ
涙は夜風のしみたせい
早く抱いて下さいな
あなたの情のともしびで
男のさがは墮落色
いつでも決まってる墮落色
マッチを一本買って下さいな
マッチを一本買って下さいな

酔っ払いたちが過ぎてゆく
少女の孤独の波の中
唄がひとつ欲しいよな
いつか聴いたやさしい唄
男はそれを唄えない
女はそれを唄わない
マッチを一本買って下さいな
マッチを一本買って下さいな


「賣火柴的少女」

少女在夢境縫隙
與和煦父親住一起
想與和煦父親見面
少女今夜依舊月光下
男人面如槁木
總是絕對面如槁木
拜託你買一根火柴
拜託你買一根火柴

沒有什麼悲傷哪
眼淚被夜風凍結
請快點來擁抱我
在你情感的燈火下
男人的墮落本色
總是絕對墮落本色
拜託你買一根火柴
拜託你買一根火柴

酒醉的來來去去
少女的孤獨浪濤中
想聽聽一首歌哪
曾經聽來溫柔的歌
男人不會唱那首歌
女人唱不出那首歌
拜託你買一根火柴
拜託你買一根火柴

2014年12月20日 星期六

[音]祭りの花を買いに行く


詞曲:友川カズキ

「祭りの花を買いに行く」

祭りの花を買いに行く
村の鈴木商店へ
木々はさえざえと天にあり
祭りの花を買いに行く

いつもの顔 いつもじゃない顔
子供もよそゆきおべべ着て
かごめかごめを唄ってる
祭りの花を買いに行く

上の姉やにはブルースター
チーの姉やには 山ききょう
祖毋のミヤには夏小菊
祭りの花を買いに行く

年に一度の無礼講
たいこや笛も鳴りやまず
いずれも浮けれて あから顔
祭りの花を買いに行く


「來去買花祭祀」

來去買花祭祀
村裡的鈴木商店
群木勃勃朝天
來去買花祭祀

昔顏依舊昔顏不依舊
小孩外出光鮮亮麗
玩著唱著籠中鳥
來去買花祭祀

大姐買的是彩冠花
姐姐買的是山桔梗
祖母美雅買的是夏小菊
來去買花祭祀

一年一度痛飲宴會
太鼓笛子響不停
大伙個個臉色泛紅
來去買花祭祀

2014年12月18日 星期四

[音]ちあきなおみ__男と女の狂騒曲


詞曲:友川かずき(Tomokawa Kazuki)
譯:西野里佳、しゅんじん

「男と女の狂騒曲」

友情を無情に売り渡し
酒に溺れて項垂れる
男が一人おりまする
男が一人おりまする
愛に生きると言いながら
いつか孤独とすり替わった
いつか孤独とすり替わった
女が一人おりまする
女が一人おりまする

大の男と思いつつ
小さな女に泣かされる
男が一人おりまする
男が一人おりまする
笑った顔の奥底に
キチンと傷をしまいこんだ
キチンと傷をしまいこんだ
女が一人おりまする
女が一人おりまする

長い月日の重たさに
そっと目を閉じしゃがみこむ
男が一人おりまする
男が一人おりまする
優し過ぎは曲者と
知っていながら落ち込んでいった
知っていながら落ち込んでいった
女が一人おりまする
女が一人おりまする

男と女の協奏曲は
所構わず突っ走る
神様お許し下されな
神様お許し下されな

素知らぬ顔の二人が
育む夢の侘しさよ
育む夢の侘しさよ
神様お許し下されな
神様お許し下されな


「男女狂想曲」

無情地賣掉友誼
沉溺酒精頭垂垂
孤單男子
孤單男子
總說著有人愛我
何時替換為孤獨
何時替換為孤獨
孤單女子
孤單女子

成年男子心事重重
被小女生弄到痛哭
孤單男子
孤單男子
微笑的表面下
準確地遮掩住傷口
準確地遮掩住傷口
孤單女子
孤單女子

眼前年月是漫長沉重
慢慢闔上眼蹲跪在地
孤單男子
孤單男子
與溫柔的壞人
有意沉淪下墜
有意沉淪下墜
孤單女子
孤單女子

男與女的協奏曲
四處高嘯
神明請寬恕他們
神明請寬恕他們

裝糊塗的兩人
寂寞做著夢
寂寞做著夢
神明請寬恕他們
神明請寬恕他們

2014年12月17日 星期三

[音]ちあきなおみ__視角い故里


詞曲:友川かずき(Tomokawa Kazuki)

「視角い故里 」

砂けむり 舞ってる町並みに
ふるえて 立ちすくむ若い影
どうしたの どうしたのっても きこえない
そんな都会の 朝 昼 晩
わたしこの頃 ちょっと ノイローゼぎみで
煙草をばっかし ぶうぶう ふかしているよ
ネェネェ 楽しいことってないものね
田舎に帰るたって 別にあてはないしね
今夜わたし 寒いな わたし

つくり笑い テレビから流れてる
やけに むし暑い土曜の夜
お客さん お客さん と呼びかける
ききあきた はやり唄呼びかける
わたしこの頃 わりあい カラッとしてきたよ
つまらぬことは 見猿 聞か猿 言わ猿よ
ネェネェ 年をとるって早いものね
田舎に帰るたって 別にあてはないしね
今夜わたし 眠いな わたし

何を今わたし やりたいんだろ
どこへ 今わたし 行きたいんだろ
あっちみても どっちみても のっべらぽうぽう
まるでこの町も 蟻地獄
わたしこの頃 みる夢 いつでも同じ夢
真赤な夕陽が 海へ ぼちゃんと沈む夢
ネェネェ あの瞬間でいいものね
田舎に帰るたって 別にあてはないしね
今夜わたし ゆるいな わたし


「觀看故鄉」

沙塵 在街道舞著
驚嚇 抖動僵直的少年影
怎麼 怎麼 聽不見
這樣的城市 早 中 晚
我這時 有點 神經兮兮
只抽著菸 呼呼 吹著
喂喂 高興的事不存在哩
即使回故鄉 也沒有依靠了
今夜我 好冷 我

假笑 電視上的那些
自暴自棄 在溽熱週六夏夜
人客來喔 人客來喔 叫喊著
用聽到厭煩的流行歌叫喊著
我這時 意外地 感到乾燥
忍受不了的事 不見 不聞 不聽
喂喂 年華也太早逝了吧
即使回故鄉 也沒有依靠了
今夜我 好想睡 我

我現在是想做什麼呢
我現在是想去哪裡呢
這邊 哪邊 光如綢緞
這城鎮宛如蟻獅聚集
我這時 夢的夢 與往常相同
赤紅夕陽 朝海 啪嚓沉入的夢
喂喂 那瞬間實在是好
即使回故鄉 也沒有依靠了
今夜我 慢慢緩緩 我

2014年12月12日 星期五

[音]ちあきなおみ_普通じゃない


詞曲:友川かずき(Tomokawa Kazuki)

「普通じゃない」

あたしに こどもを うませた人
長距離トラックの運転手
アーー アーー
あの時私も 酔っていたしね
男の淋しさも すこしほしかったしね
どうせみんなもう あきらめ顔さ
普通じゃない 普通じゃない

ゆるしてしまえる うたがある
うたってしまえぬ うたがある
アーー アーー
子守歌を うたってやっても
なきやまないよ それでも母親 
この子がいとしい この子の笑顔に 
なまえがない なまえがない

やたらとあいさつ くださった人
陰口たたいた 張本人
アーー アーー
いちいちかみついても 始まらないしね
この子を抱きしめて 生きてゆくだけさ
どうせみんなは 善人面さ
普通じゃない 普通じゃない
普通じゃない 普通じゃない
アーー アーー


「事有蹊蹺」

與我生下孩子的是
跑長途的貨車司機
阿阿阿阿阿阿阿阿
那時我是喝醉了酒
想要來點男人寂寥
大家怎麼都死沉沉
事有蹊蹺事有蹊蹺

我已經原諒你 唱著歌
唱阿唱唱不完 唱著歌
阿阿阿阿阿阿阿阿
即使唱著搖籃曲
還是哭泣不止 但母親
還在孩子的可愛笑容裡
還沒有名字 還沒有名字

隨便打個招呼的是
到處說人壞話的人
阿阿阿阿阿阿阿阿
一一擊破根本沒用
只能抱緊孩子活下去
大家怎麼都面色善良
事有蹊蹺事有蹊蹺

2014年12月10日 星期三

[音]ちあきなおみ_海のそばで殺された夢


詞曲:友川かずき(Tomokawa Kazuki)

「海のそばで殺された夢」

月夜の晩に 夢を見たよ
海のそばで 殺された夢
その時 僕は 泣いていたよ
みじかく 青い あの春を
黒い波にもまれ もまれて
やがてきれいな 海の底へ
やさしくゆれて むかえておくれ
海の藻よ

僕を 殺してくれた人
とても穏やかな 顔立ちの人
その時 僕は 叫んでやった
しがらむ すべてに 「ありがとう」と
生まれて このかた
こんなに素直になれた僕は 初めてだろうな
よかったな よかったな
やさしくなれて 生きてるうちに


「臨海凶殺夢」

月亮高掛的夜晚 有個夢
臨海凶殺夢
當下我在哭泣
短暫的藍 春天
被黑浪推推搡搡
終至瑰麗海底
搖擺優雅 迎面款款
海藻阿

殺掉我的人
有著穩重的臉龐
當下我在喊叫
交織著「謝謝」
這樣的形式
我初次這般真誠
真好 真好
內心溫柔活跳

2014年12月9日 星期二

[音]火取ゆき__柿の実なっても誰もいない家


曲:火取ゆき 詞:友川かずき(Tomokawa Kazuki)

「柿の実なっても誰もいない家」

黒い冬空が どこまでも広がっている
兄サの嫁ごは どうしたのだろう
アカシアを打つ キツツキはどうしたのだろう
柿の実なっても誰もいない家
犬とて所在なげてある

この家には手を汚さなかった人間の
清しさと 物足りなさがある

眼を凝らしたら 誰もかもが居て
私だけが居ないのは どうしたのだろう
ヒザを畳んでさっきまで 犬を見ていた
青い葉むさぼる犬を見ていた
私の秋だけが 消えた

澄みきった それは秋の実で
終わらない のーんとした発情

柿の実なっても誰もいない家


「無柿無人的家」

冬日的黑天擴散到處
老哥的新娘是怎麼了
啄木鳥敲打金合歡花是怎麼了
無柿無人的家
狗兒無所事事

這家手無髒污的人們
清清爽爽缺這缺那

眼睛凝滯 誰都還在
就只有我不在是怎麼了
剛疊起膝之前 還有看見狗
貪婪著青葉的狗
只有我的秋消失了

總算澄淨 秋天果實
永不結束 獨自發情

無柿無人的家

2014年12月7日 星期日

[音]火取ゆき_地球がおかしい


曲:火取ゆき 詞:友川かずき(Tomokawa Kazuki)

「地球がおかしい」

笑うほどのことではなく
泣くにはさて至らない
人が人のカタチをして
ふざけてるだけじゃない
米をがんばるな 金のことをがんばるな
花のことで 花のことで 花のことで 充分

草花が耳をそばだてているさなか
鳥たちは音をためている
私のかよわい男たちは
縁側で爪を切っている
何もかもでない何か!例えて言うなら多くの自分
コスモスの揺れの中に 見え隱れするモノ!!

嘆きの話がスタイルで濡れてゆく時
男女が男になり女になり
世界も私もどうしようもなく
ヒザを畳んですわっている
声はバクチである 色香である言葉よ
夜の雲の 夜の雲のごときに 乱舞せん!!


「奇怪的地球」

不會讓人想笑
哭泣時機未至
繼續保持外觀
這不是耍白痴
米加油了嗎 努力賺錢了嗎
花兒 花兒 花兒 準備充分

花草正大張耳朵傾聽
鳥兒們改變著音調
我的軟弱孩子們
在外走廊剪指甲
什麼都沒有是怎樣!舉例來說大多是自己
在大波斯菊的搖晃中 隱約看見的玩意!!

沐浴在悲嘆話語形式中
男男女女男變男女變女
世界也好我也好都沒輒
疊起膝蓋坐著
賭博時的談話 淫蕩的言語
夜晚的雲 如同在夜晚的雲裡 亂舞亂鬥!!

2014年12月4日 星期四

[音]乱れドンパン節


詞:友川カズキ 曲:秋田県民謡
原譯:Randy

「乱れドンパン節」

あね山さ行ごか行がねがや
今ワラビッコ盛りだ
酒やの本当のええどごろ
ひとふぐべっこしょっかげでな

どんどんぱんぱんどんぱんぱん
どんどんぱんぱんどんぱんぱん
どどぱっぱどどぱっぱどんぱんぱん

自慢っこ言うなら負げないど
米っこ本場に酒本場だ
秋田のふぎなら日本一
野小町の出だどごろだ

お酒っこ飲む人かわいいべ
呑んでクダまぎゃなおかわいいべ
ブラリブラリと九人連れ
右に左に四人連れ

どごえのわらしだばこのわらし
昼間がらベロベロ酔っぽらってな
軀の悪いのがよぐ判る
ハナをたらしてゴロまいでな

鰯っこ喰ってだらトゲささったでゃ
まんまをドクッと呑んでやったらな
トゲは取れずに涙出だでゃ
肝やけるのなんのって話なんねな

うちの親父ははげあたま
隣の親父もはげあたま
はげとはげとがけんかして
どちらもけがねぇでよかったなぁ

朝間に起きれば 呑みたがる
戸棚の隅こさ 手こ入れて
あちこち見ながら 笑い顔
茶碗で五六杯も 知らぬ顔


「胡亂咚啪調」

去不去姉山吶
時令的蕨菜可茂盛
酒屋實在是好所在
揹著一瓢飲吶

咚咚啪啪咚啪啪
咚咚啪啪咚啪啪
咚咚啪啪咚啪啪

自吹自擂不輸陣
米的主場就是酒的主場
秋田蜂斗菜是日本第一
小野小町的出身地

喝酒的人們真可愛吶
若沒喝酒跟嚼舌更可愛吶
九人接連搖搖晃晃
四人接連往左往右

這是哪來的小鬼
一早就醉話連篇
一看就知沒教養
掛著鼻涕吵吵鬧鬧

吃沙丁魚被叉竹籤
籤跟著飯囫圇吞下
取不出籤也止不住淚
苦思焦慮說不出話

俺家的老爹是禿頭
隔壁的老爹是禿頭
禿頭與禿頭大打出手
所幸雙方毫髮均無傷

一早起床就想喝酒
櫥櫃角落東摸西摸
四處尋找滿滿笑臉
五六杯後換了張臉

2014年12月3日 星期三

[音]ユトリロの逃げ脚


詞曲:友川カズキ
原譯:Randy

「ユトリロの逃げ脚」

顔のないさみしい母と
同じ気持になりたかったのか
その画布はまるでおえつのようだ
逃げ込むさきなどどこにもないのだから
ただ脚をためていればよかったのだ
ただ脚をためていればよかったのだ
モーリス・ユトリロ霧の中

3人の女が雪の道を
ハイヒールで急いでいる
その背中を見届けながら
自問の筆など握るんじゃないぞ
ただ目を細めていればよかったのだ
ただ目を細めていればよかったのだ
モーリス・ユトリロ霧の中

自分の天才を信じていたのか
アル中の白い壁
絵葉書によってことは成され
社会は脳天の居そうろう
口惜しいことでしか何もかも
口惜しいことでしか何もかも
モーリス・ユトリロ霧の中


「尤特里羅揚長而去」

面無表情的寂寞母親
是想與她心緒一致嗎
那畫布像在嗚咽抽泣
甩開前方也無路可投
留點腳力蓄勢也好啊
留點腳力蓄勢也好啊
莫里斯.尤特里羅的五里霧中

三個女人在積雪道路
踩著高跟鞋匆促前行
直望穿釐清背影之際
這不是自闡自述蒙混
單靠瞇細縫眼不行嗎
單靠瞇細縫眼不行嗎
莫里斯.尤特里羅的五里霧中

是信賴自己的天份嗎
酒精中毒的白色牆面
當美術明信片來畫
社會寄生在別人腦袋
一切一切只剩悔恨
一切一切只剩悔恨
莫里斯.尤特里羅的五里霧中

2014年11月29日 星期六

[音]桜の国の散る中を(会田哲士君の霊に捧ぐ)


詞曲:友川カズキ

「桜の国の散る中を」

とがった闇に中でヘソの緒を引っ張っているのは誰ですか
もうすぐ雪が降りますよ
雪が降って雪が降ってあたり一面真白ですよ
サァー沢山の死を集めてお祈りしましょう
生も死もひとつのブランコの分岐点において
ゆらゆらそのゆれをほほえんで見ているしかないのですね

桜の国の散る中を
生まれたばかりの無垢たちが
息をはずませて駆けてくる

何ぼ喋ても判らねものは判らねぇ
うたい潰しても潰れねものは潰れねぇ
死にもの狂いで走って行った日に
口を開けて見ていたのはあの空だ チキショウ!

あわてて舞うのはどこの方
ザブンザブンと唸るのは
母なる海のざれる音

青天井の下でこんにちはばっかりを繰り返していると狂人になるでょ
逃げまどう町にて
犬の魂のように澄みきっているのはありゃ孤独だ

桜の国の散る中で
死人の口がうたうたう
天国と地獄はよく似てる

それこそ妙な気分で夕焼ける東京タアーを見ていたその時 春
残念とまでは行かないが
河のように血管を流れるのはああ波打つ叫びの霊

今しがた雪の降るように
幾多の魂が目を覚ました
怒りの日々の鮮やかさ

雲の浮ついた行き先と気にしながら歩く覚悟の寂寥が
今揃って火を噴く
足跡のない雪道を黒馬の群れが突き進んでゆくで

耳鳴り止まぬ真昼時
黄泉の国の狂いうた
知らぬは御身の成すところ

あの時もあの時もあの時もあの時も吹雪が吹いでいたで
吹いで来い吹いで来い俺の中さ吹雪よ吹いで来い

夜は夜とてこの夜は
心配いりません私達
散る花の際果てるらん

泣いてごまかすのかや笑ってごまかすのかや
そのまま黙ってごまかすのかや
告白のような海初恋のような空他人のような山

桜の国の散る中を
桜の国の散る中を

三種の川にルルレンレン
白い雪が降るランラン
ハ郎潟にルルレンレン
白い雪が降るランラン
寒風山にルルレンレン
白い雪が降るランラン

そりゃ海であっても山であってもいい
駆け込んで行ってあやまりたいと思う時がある


「櫻花飄散的國度」*

尖銳的黑暗裡誰在扯著臍帶
就要降雪了
降雪了降雪了啊整面白蒼蒼
好集中浩繁的死亡來祈禱吧
就鞦韆的擺盪分歧點看生死
僅能帶著微笑看它搖來搖去

櫻花飄散的國度
剛降生的純潔們
迫不及待的衝刺

囉唆半天不知的就是不知
唱到崩潰不碎的就是不碎
拼死拼活奔走消逝的日子
張嘴結舌看著的那片天空 畜牲!

慌張舞著的是哪位
嘩啦嘩啦低鳴著的
海像母親的逗弄聲

在藍天下不斷重複說著早安就會變狂人
在城鎮裡逃竄著的
如狗魂澄淨的孤獨

櫻花飄散的國度
死人嘴開唱阿唱
天國地獄一家親

才以奇妙情緒在看夕陽下東京鐵塔之際 春
說來已算不上有遺憾
血管如河流淌著那啊啊吼叫如波瀾的靈

不久前似要降雪
多少靈魂睜開眼
每日的憤怒活跳跳

雲輕浮的目的地與且戰且走的覺悟之寂寥
現在齊聚來把火噴
黑馬群突破衝刺在無痕的雪道

耳鳴持續不輟的正午
黃泉之國的癲狂歌曲
你究竟化成何方

那時候那時候那時候那時候捲起千堆雪
吹過來吹過來往我心底暴風雪阿吹過來

夜已尾聲的今夜
不用擔心我們哪
落花期限沒有盡頭

要哭著掩飾要笑著掩飾
繼續沉默下去來掩飾嗎
告白般的海初戀般的天他人般的山

櫻花飄散的國度
櫻花飄散的國度

三種川流淌不止
白雪飄降金光漫漫
八郎潟生生不息
白雪飄降金光漫漫
寒風山綿延不絕
白雪飄降金光漫漫

即使相會於海即使相會於山
都有抱著謝罪的心奔赴之時


*1980年,友川友人的長子会田哲士早夭過世

2014年11月28日 星期五

[音]山頭火よ


詩:友川カズキ 曲:古家恭子

「山頭火よ」

高い高い空
長い長い道
覚えのある
虫の音がきこえてる

暑い暑い日も
寒い寒い日も
その生の
己の裡を尽き果てん
山頭火よ山頭火よ
夢間に厳寒の風を見た

青い青い山
清い清い水
わびしさは
人を知る事 知った事

夢のように流れ
流れ流れてほろり
さだめ知る
うたに炎を抱けしば
山頭火よ山頭火よ
夢間に厳寒の風を見た


「山頭火」

高聳的天
漫長的路
還記得
聽蟲叫

酷熱的日子
嚴寒的日子
生命搏動
已然耗盡
山頭火呀山頭火
夢裡遇寒風

油綠的山
清澈的水
寂靜孤獨
對人的瞭解 已然瞭解

如夢流淌
飄零灑落
命數就是
懷抱火焰吟詩歌
山頭火呀山頭火
夢裡遇寒風

2014年11月24日 星期一

[音]風の深夜


詞曲:友川カズキ

「風の深夜」

死から醒めるのは
死者であってはならない
硬い水にくるまれた
ユメのむくろであってはならない

光をかざして 跳び出た子等に
花の舞台など要らねども
家々が黒々と閉ざされなければいけない
理由などどこにもないはずた
火は美しいが殘酷で脆く
大地は偉大だが底なしの哀しみで
人のそれに等しい

挨拶をふりまいてるうちに
水はその方向を見失ない
人々のほこらしげな足どりは
群れなす灌木のように鳴ったぞ

夜の花が大きく揺れるのは
母の時代の落鳥の嘆きか
それとも父の筋肉のさみしさか
嵐は手をのばせば すぐそこにある
風の夜には居るはずもない 人さらう
風の道は人さらいであふれる
人だけが人をさらう


「風的深夜」

從死亡醒來
不再是死者
被硬水包覆
不再是夢裡的無頭屍

高舉著光蹦出的孩子們
雖不需要那種花之舞台
家家戶戶卻緊閉深鎖
已經找不到任何理由
美麗火焰殘酷脆嫩
大地雄偉底層悲苦
人類亦然

到處噴灑著問候
水就迷失了方向
眾人洋洋自得的步伐
活像成群灌木的鳴叫

夜裡花兒在劇烈搖晃
母親年代落鳥的悲嘆
還是父親筋肉的哀鳴
暴風臂展馬上到來
起風夜裡不可能在的 人捲起
起風街道人捲起滿溢成流
就是人將人捲去

2014年11月22日 星期六

[音]ここはどこなんだ


詞曲:友川カズキ

「ここはどこなんだ」

血のにおいのする村を
抜けたら 大きな空があったよ
穴のあいたスイカが
笑ったように転がっていた
ここはどこなんだろ
足首をさすった

橋の上から故里を
力いっぽい投げてやったらスッキリしたよ
振り向いて そこを も一度みたら
溺れていたのは オレのばあちゃ
ここはどこなんだろ
冷たい風がヒュッ


「這裡是哪裡」

漫著血味的村莊
穿過後有片大天空
破洞的西瓜
滾動像在笑
這裡是哪裡
摸一摸腳踝

能在橋上將故鄉
用力擲出會多暢快
回頭再看一眼
耽溺著老祖母
這裡是哪裡
一陣冷風咻

2014年11月17日 星期一

[圖]China Girl


Tomokawa's Mix-Poem

夢是每天健康死去
詩在內心停不下來

2014年11月16日 星期日

[圖]復仇的波本大阪打片會


ジャニス(大阪)2014/01/29

作者iskandar (東京銘粿 御滿幸最中)
看板JapaneseRock
標題[友川kazuki] 復仇的波本大阪打片會
時間Fri Jan 24 12:29:50 2014

友川kazuki經過腦溢血之後還是不改被酒喝 豪賭 放浪 聲嘶力竭
以及彈斷吉他絃的習性
日前與石塚俊明(ex. 頭腦警察)永[火田]雅人(pascals)
以及法國大提琴手gasper claus四人 於日前完成了2011年以來
各界注目已久的最新作"復仇的波本(威士忌 / 復讐バーボン / modest launch)"
並預定於一月卅日也就是大年除夕在日本發行

前一個晚上在大阪janus hall將有一場四重奏編制的全本演出
目前已經知道台灣有友川迷會前往

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會場: 從御堂筋的apple store過馬路往東一直走 第五個路口右邊一整棟的五樓
(music club JANUS / 大阪市中央區東心齋橋2-4-30 5F)
從堺筋長堀橋七號出口往南 看到超級市場(周防町通)右轉 第一個十字路口上

2014年11月15日 星期六

[圖]We Are The Champions


Apia40(東京)2014/01/25

一直趕 一直趕 一直趕
就是搭不到飛機
就是註定挨餓受凍
花光盤纏刷信用卡
說!你還活著!機票再來一張!

2014年11月13日 星期四

[文]民謠歌手友川かずき

文:黑貓的無責任HC園地

從《IZO以藏》一片中認識了這位歌手,
在這部大牌雲集但人均出場時間非常可憐的超時空格鬥劇中,
這大伯居然得到了不止10分鐘的演唱時間還包辦片頭片尾,
類似抗議民謠的風格很引人注目。
於是搜索了一下他的資料,
發現也是和風類歌曲的大牛人一枚,
歌聲激情溫情兼備,興起時不乏絕叫連連,
除一把吉他的純民謠外,也有大把近似J Aシーザー風格的激越豐沛型編曲,
甚至他有兩張專輯就是J Aシーザー氏負責編曲的。
1973年發表第一張專輯以來至今作品不斷,
最新作中還瞄到了灰野敬二的名字。

友川かずき(Tomokawa Kazuki),原名及位典司,
1950年2月16日生於日本東北秋田県山本郡八竜村。
少年時代受日本早期浪漫派詩人中原中也作品(代表作為詩集《山羊之歌》)的衝擊開始寫詩,
音樂上的啓蒙則是Janis Joplin。
能代工業高校畢業后上京,
但幾年間工作不順甚至失業返鄉。
1970年化名“友川かずき”開始音樂創作,
在宇崎竜童的幫助下終于debut。
合演中結識日本早期搖滾樂隊代表——頭脳警察的鼓手石塚俊明,
後者成爲其忠實合作夥伴,至今如此。
他以文學性思想性甚高的歌詞、壓倒性的歌聲、戲劇性和民俗色彩濃厚的歌曲氛圍,
廣受各界尊重。
歌手本人相貌堂堂,年長后看來和Johnny Cash爺爺頗相似~
大島渚稱其“美貌”,
據説《聖誕快樂,勞倫斯先生》中阪本龍一的角色本來是希望友川先生來演的。
另,友川90年代以來的封面大多是自己創作的彩墨畫。

他官網cd介紹葉面有fans自己提交的評論,
離奇的是,在本專集評論最後一欖,
驚現犬神明!
就是白凃系和風樂隊的那個犬神馬戲團的隊長啦,
世上少見的包辦樂隊大部分詞曲創作的鼓手……
犬神先生熱烈稱讚了本專集,聲稱“百聼不厭!
我收藏cd三千,只要有了這一枚其他都不要也可以!
……最感遺憾的是:標題曲爲什麽不是我寫的!”

2014年11月11日 星期二

[文]花之罪私映場

文:陳藝堂

禮拜六我要去花蓮
還好我偷看過這片了
的確是非常好看
好看到想收一片正版的
Vincent Moon之前拍The National
我覺得很鳥 不知道為啥
但是這片還是他老哥操刀
(上他網站一看就明白為何是他來
gaspar claus
這位在日本underground圈
最近大活躍的大提琴手
也是Vincent拍片的聲音合作夥伴)
卻呈現出相當不錯的影片質感
同時剪接的速度感也是非常的好
DVD本體還收錄了好幾段bonus clip
有一段在地下街的狂亂duo(友川+Gaspar)
真是太棒了 KRG的上山愛秘錄session就是這種調調
只是我們沒有到友川先生那種精神力而以
真正的噪音怎麼可能會是在音樂廳裡弄出來的呢
真的是非常棒的記錄片
唯一的缺點就是太短了沃槽
看完會覺得很躁動
好想再看 多些或是幹點什麼
一個像是粗製強勁劣酒的老魯蛇 哈
附帶一提
SEED TOSS現在有一批友川的日盤好便宜不買嘛
樂迷朋友錯過可惜

2014年11月9日 星期日

[文]花々の過失

文:ゆらゆら台湾

友川的音樂
是抑鬱與憤怒交匯而成的河流
從源頭至出海那刻
水面不時乘載零星櫻花朵朵
河道彎曲盡是激盪浪人悲歌
東洋獨特風味

全曲刷弦隨情緒起伏不定
沒有任何其它樂器點綴
相當純粹地傳達音樂本質

友川激動之處 情感奔放
常唱到喉嚨哽咽快吐出來
琴弦彈奏已幾近劈爛程度

如此

透過演歌吟唱口吻
日式傳統民謠基底
友川哀痛道出人生

2014年11月8日 星期六

[文]活著的話,就說出來啊

文:xenodochium

「活著的話,就說出來啊!」

「不懂日文的人聽了,會不會以為是佛朗明哥?」
youtube下面有人這麼留言,有些好笑,
但友川カズキ的歌確實有著非常傳統民謠的地方。
根植於日本東北的民歌,
他的歌聲總帶著流行音樂工業誕生之前的特質,
昂揚如秋收的行進曲,
蒼涼得像冬末的街頭藝人。

在友川剛從秋田到東京的時候,
民謠搖滾正從美國進口而來。
那時,聆聽已不再是集體勞動的節奏,
而成為個人的事情。
這些唱片卻試圖重現天啟式的召喚:
歌曲不僅僅關注個人內心的幽微,而以整個世界為對象。

然而友川選擇的道路卻又不同,
那行進曲的激越並不指向外界的火與光,
而朝著自己內心擊去。
這使得他的歌是那麼特別:
即便圍繞在一己的生活,卻不封閉蕭索,
始終有著整個世界的重量。

於是當1970年代的革命氛圍過去,
頭腦警察的〈世界革命戰爭宣言〉彷彿是寫給平行世界的歌,
岡林信康用日文翻唱的〈I shall be released〉依然像是外來語,
新一代的歌手們唱起生活的微小事物,
你卻發現友川早已在門口,
等著一身傷口,疲累而犬儒的你,
唱道:

「生きてるって言ってみろ!」

2014年11月7日 星期五

[文]千羽鶴を口に咬えた日々

文:ゆらゆら台湾

由素人民謠蛻變前衛迷幻之男双企劃(上)

蛻變:千羽鶴を口に咬えた日々
素人:友川かずき
跨刀:J・A・シーザー

オープニング・テーマ
以 Pink Floyd 式的前衛宏觀氣勢開場
傳來 J・A・シーザー 琴瑟異教法器敲擊
曲間 Far Out 般止不住的迷幻吉他勾魂
千羽鶴を口に咬えた日々之概念開門見山

生きてるって言ってみろ
劈材的男人友川熟悉地唱起急促有力的民謠
吉他琴弦猛砍手指早已熱血四濺卻再所不惜
咳嗽不止的嘶啞吼唱
左側憤怒的紫色心臟
兩片穢氣十足的肺葉
幾近口吐而出

殺されたくないなら殺せ
友川溫暖恬淡民謠因為純淨鋼琴神秘手鼓而不凡

記憶
天井棧敷戲劇性之演出鋪張氣勢再已無法抑止
J・A・シーザー惡魔家族首席吉他手森岳史出鞘
迷幻吉他獨奏煙硝四起和風哀淒蕭瑟琴鍵笛鳴
一發不可收拾
瞬間鼓擊重挫心房銜接至

どうした
情緒完全是 pink floyd wish you were here
和風民謠版!破格演出!

なまはげ
重迷幻吉他單音上恐山金屬法器喚孤魂
完全邪宗門身毒丸重口味高壓覆蓋淹沒
友川之激動口白排山倒海直逼昭和精吾
竟透過喉頭發炎振盪飆出生涯最高音階
激似義大利先鋒 Franco Battiato Fetus
之J・A・シーザー迷幻旋鈕胎動轉到最開
爆!谷底再殺出森之闇黑吉他狂氣迴盪
幹!音量壯大壯大再狀大再狀大籠罩至

俺のふるさとは犬の中にもある
田園逝去之悲慟簫悼笛泣無情風琴哀哉
間奏竟巧妙將迷幻民謠轉換至爵士節拍
Jazz Fusion 般鼓組即興演奏令人激賞
電吉他熱情狂奏搭棚挾鏗鏘手鼓迷魂陣
J・A・シーザー響板木魚敲擊更添戲劇性
偉哉友川かずき早已蛻變昇華去蕪存菁
千羽鶴を口に咬えた日々堪稱七零鉅作
媲美強敵三上寬天馬行空之BANG!

八竜町の少年達
結束三連發迷幻重機沉澱至夕陽退潮堤岸
最貼近友川內心之輕快民謠海風吹拂踏浪

乱れどんぱん節
日式熱鬧慶典藝妓搭腔搔首弄姿友川之唄

家出少年
大提琴低鳴古典鋼琴演奏至友川憤怒控訴
呼喊如此激進亢奮難不成拋開書本跑上街
就似英明鐵道上竭力奔跑幻化人力飛行機
跑吧!飛吧!就起飛吧!飛奔至

死にぞこないの唄
優美提琴民謠終點遙望開場迷幻吉他情感糾纏
無解!

2014年11月5日 星期三

[音]訳のわからん気持


詞曲:友川カズキ

「訳のわからん気持」

我が身のこととて
訳のわからん気持

いそじまで鳥でも
まさかあるめしはぐれ来て

歌でも歌おうか
カンカン体を鳴らそうか

桜の花の下
見知らぬ子供等の運動会

赤勝て白勝て
青も黄色もみんな勝て

つたなきは悲しさか
訳のわからん気持

湯たんぽに星休む
鬼とてこんな日酒を汲む

棒切れを振り回し
グルグル53年来ちまったよ


「莫名其妙的心情」

我總是有
莫名其妙的心情

活到五十歲 鳥還是
一有飯吃就脫隊而來

唱唱唱唱歌嗎
鏦鏦錚錚在亂叫嗎

櫻樹下
陌生小孩的運動會

紅隊贏白隊贏
藍隊黃隊通通贏

拙劣的悲傷嗎
莫名其妙的心情

窩熱水袋星星休假
鬼才在這種日子喝酒

揮舞短棒
團團轉五十三年了

2014年11月1日 星期六

[音]なあ海


詞曲:友川カズキ

「なあ海」

黒い海に石を投げる
数え切れない夜が ポチャンポチャン
それから言葉をゆっくり棄てた
56kgの少年が笑う
砂をゆっくり舐めずり
疲れを否む海を
ハタハタの様に視ている
風はある 行き先はない
すり抜けるこの人生を ポチャン
この夜をどうする
張り裂けたこの胸を なあ海

地平線の上に見える
赤い夜が ポチャンポチャン
何もかもが煙を噴いた
貝殻 カラリ空を
写して波にゆらり
黒くうねりとけた
はたちの朝の光の様に
雪はある 行き先はない
すり抜けるこの人生を ポチャン
この夜をどうする
ジメついたこの胸を なあ海


「海啊」

往黑色的海扔著石頭
數不清的夜晚 啪嚓啪嚓
漸漸捨棄言語
五十六公斤的少年笑著
緩舐唇邊沙粒
不知疲累看著
嘩啦嘩啦的海
風吹無目的地
人生矇混過關 啪嚓
今夜如何是好
胸內悲痛欲裂 海啊

能看見地平線上方
暗夜赤紅 啪嚓啪嚓
四處噴著煙
貝殼 描繪出的
晴朗天空晃浪上
暗黑湧浪消了逝
如二十歲的晨曦
雪落無目的地
人生矇混過關 啪嚓
今夜如何是好
胸口被緊勒住 海啊

2014年10月25日 星期六

[音]夢は日々元気に死んでゆく


詞曲:友川カズキ
英譯:大関直樹 中譯:しゅんじん

「夢は日々元気に死んでゆく」

私は何かしただろうか?
それはサックスの天才が
空に向かって吹き上げた様に
私だって何かを放ちたいのだ
確かに何かに縁取られた私を
鳥のように放ちたいのだ

「何故私が?」とそのとき思った
まさにそれは夢ではあったが
滑稽さゆえ
しばらく呆然としていたのだ

何処から落ちたのか背中に
打ち身のあざがあり
眼から血を流しているのである
それは私の4番目の子であるが
台所に私は走り
蛇口に口を付け
水をしこたま飲んだだけである

こうしている間にもあなた
命を透かせてみてごらん
夢は刻一刻元気に死んでゆくのだ
夢は刻一刻元気に死んでゆくのだ

「Dreams die blithefully day by day」

What have I done anything?
As the genius sax player blew up the sky.
I want to release something,too.
I want to release myself form something certainly
framed like a bird.

I thought"Why me?"at that time.
It's just a dream.So,funny a dream.
I've been amazed for a while.

It's my fourth son that has a bruise on his back
and he's bleeding from his eyes,
I only ran into the kitchen and drank directly out
from the tap.

Can you see through your life?
So,a dream cheerfully kill itself every moment.
So,a dream cheerfully kill itself every moment.

「夢已每天健康死去」

我到底有作了什麼?
那吹薩克斯風的天才*
朝天空拔高的音符
我也想釋出那些
確實框住我的
像鳥一樣放飛

「為什麼我會?」
這就是一場夢吧
因實在太過滑稽
暫時性茫然自失

從哪落下來在後背
跌打損傷瘀青
雙眼流出鮮血
那是我第四個孩子
我奔向洗手台
嘴湊上水龍頭
一直狂飲著水

你也像我這樣
試著透視生命
夢每刻都在健康死去
夢每刻都在健康死去


*指阿部薰

2014年10月23日 星期四

[音]競輪生活


詞曲:友川カズキ

「競輪生活」

またやられたよ
勝利の女神とやらの
ほほに触れたとたん
くるりときびすを返し
アレレスタコラサッサと
消えて行っちゃった

またやられたよ
先行一車のレースで
かわしのかわしに
どうしたら一体全体
なるのでしょうか
あらゆる神様丶仏様

日々競輪
女神もたまにはそばへ来て
酒を汲み
陽気に光をまとい
狂った星々の
ごと踊る

たなからボタモチ
くす玉の割れる音も
勘ちがい
勘ちがいも時には札束
今日なら競輪
花咲かじいさん


「競輪生活」

又被算計了阿
這勝利女神
剛摸到臉頰
突然往後退
哎呀逃竄而去
消失無蹤

又被算計了阿
明明是先行一車
被追過還變第三
到底還能
變成怎樣
眾神眾佛

每天競輪
女神偶爾來身旁
喝個酒
弈弈纏著光芒
發狂的眾星星
共舞著

掉下幸運牡丹餅
彩球劃開的聲音
總是錯覺阿
但有時鈔票成綑
今天奈良競輪
開花爺爺喲

2014年10月19日 星期日

[音]空のさかな


詞曲:友川カズキ

「空のさかな」

遠い雲がさかなの形をしている
鳥とて熱い羽をとめている
微差ではあったが写真判定にはならず
一著 山田裕仁 二著 小橋正義
遠くを見る大切さだけが
素足のように残されていて
背中でさかながほどけてゆく
そそそ さささ さかさか なななだ

誰しも目を細めて狂気を溜める
あとにもさきにもそれは姿を消す
微差ではあったが写真判定にはならず
一著 渡邉晴智 二著 金子将人
長く手をのばしても足が続かず
思いのたけはリズムバラバラ
背中でさかながほどけてゆく
そそそ さささ さかさか なななだ

数多の目線がワラ束のように
発火おそしとあかあかともえる
微差ではあったが写真判定にはならず
一著 井上茂徳 二著 滝沢正光
あろうことのつれなるは
ことごとく敗れ去るのみ
さかなが何かに何かはさかなに
そそそ さささ さかさか なななだ


「飛天魚」

遠方的雲形狀成魚
鳥都熱到停下翅膀
攝影判定也沒輒的微差
第一名 山田裕仁 第二名 小橋正義
趕緊望向遠方確認
只殘留光著的腳
後背的魚解放而出
魚魚魚 魚魚魚 魚阿

任誰都瞇眼積狂
前後消散只顧眼前
攝影判定也沒輒的微差
第一名 渡邊晴智 第二名 金子將人
手伸得老長腳受阻
整個思緒節奏紊亂
後背的魚解放而出
魚魚魚 魚魚魚 魚阿

眾多目光如禾桿成束
點火片刻後熊熊燃起
攝影判定也沒輒的微差
第一名 井上茂德 第二名 瀧澤正光
竟有這種事還接二連三
慘敗輸光光無一倖免
魚在何處何處有魚
魚魚魚 魚魚魚 魚阿


*第三段為2000年時所追加

2014年10月15日 星期三

[音]心優しきろくでなし


詞:加藤正人 曲:友川カズキ

「心優しきろくでなし」

博奕が骨まで染み込んだ
心優しきろくでなし
オッズと穴場の往復は
塒なくした回遊魚
パンチパーマの予想屋が
金魚のように喚いてる
どぶネズミ色の観衆が
憩うすすけた競輪場

まくれ! 今がチャンスだぞ
勤め人根性を捨てるんだよ
何を今さら賞金稼ぎの
プライドがないのかプライドがないのか
時間が溶けて音も絶え
カラダの血だけが明らかだ
怒声歓声味噌おでん
罵声嬌声鯵フライ

夢の時間が幕を引く
心優しきろくでなし
オケラ街道まっしぐら
自明自白のコンコンチキよ
一晩眠ればまたぞろに
宇宙よりも山っ気が
大きくうずくおお兄弟
鉄より熱い勝負魂


「我心溫柔的廢物」

賭博已滲骨透肉
我心溫柔的廢物
往返於賠率板與售票處
無處可棲的洄游
小捲燙髮的預測站
像大喊大叫的金魚
溝鼠色的觀眾
蓄勢的焦黑競輪場

上阿!現在是機會哪
上班族的本性丟一旁
事已至此你這賞金獵人
還會自滿嗎還會自滿嗎
時間溶解聲音滅絕
只剩血液輕快活躍
怒聲歡聲味噌黑輪
罵聲嬌聲炸竹筴魚

夢想時光拉下序幕
我心溫柔的廢物
快步在窮光蛋街道*
自闡自釋的老狐狸
又一個倒頭睡的夜晚
投機心相較於宇宙
是更大更痛心的老兄弟
比鋼鐵還炙熱的勝負魂


*競輪場出來的街道,是一個約定俗成的名字

2014年10月10日 星期五

[音]空と手をつないだ男


詞曲:友川カズキ

「空と手をつないだ男」

ひとりの男に人生を変えられた
ちゅうちょすることなくきぜんと行くことも
1998年3月26日赤いユニフォームの彼は
2万人の大観衆を総立ちにさせて
まっさきに空と手をつないだ
男の男の名前は吉岡稔真27歳

いつの日か苦渋の中に彼は立ち
ひとりぽっちの王様の目をしていた
風を何度もけ破り辿り着いた目であろう
今日という今日再び選ばれし人として
空をめざした
男の男の名前は吉岡稔真27歳


「與天握手的男人」

一個男人轉變人生
毫不躊躇毅然朝前
1998年3月26日身着紅色賽服
兩萬觀眾驚呼直立
首度與天握手的男人
名為吉岡稔真27歲

從過去的苦痛中站起
絕對王者的孤獨眼神
死命劃破幾多狂風的眼神
此時此刻再度被揀選上
以天空為目標的男人
名為吉岡稔真27歲

2014年10月4日 星期六

[音]パチスロ化けの皮音頭


詞曲:友川カズキ

「パチスロ化けの皮音頭」

どこが コンチネンタルだ
やれ スーパープラネットだ
ビックバンだってが
何が セブンボンバーだ
アニマルだ
ワイルドキャッツだど
ニューパルサーだってが

冗談じゃねえべよ 
バガも休み休み言いやがれってことよ 
コンピューターにウラ基盤 
遠かく操作に手動操作だべよ 
ああ台にアタマにきて店員にアタマにきて 
店にアタマにきて 客にアタマにきて
自分にもアタマにきて 
そこらじゅうの花やら灰皿やら 
おしぼりにアタマにきて ああもうダメだ!

いったいぜんたい
何なんだ!
大出血サービスで
客が全員血だらけと
いうのはどういうことだ

ああいったいぜんたい
何なんだ!


「柏青哥揭秘」

大陸在哪裡
咦是超級行星
還有七轟炸機
野生動物
狂野小貓
新脈衝星

別開玩笑啦
癡人說夢話喔
用電腦來作弊
遠端遙控操作
瘋狂機台瘋狂店員
瘋狂店家瘋狂客人
我大概也瘋了
那邊的花跟煙灰缸
濕手巾全都瘋了 阿阿玩不下去了

這些到底是
什麼鬼東西
大虧損招待中
客人全員淌血
這是什麼狀況

阿阿這些到底是
什麼鬼東西

2014年10月3日 星期五

[文]競輪人生

from:競輪×(かける)人生
譯:西野里佳、しゅんじん

競輪は勝ってナンボだけじゃなんだな。
見てナンボ、魅せてナンボっていう側面があるから
熱狂するんだ。
それは生きる上で、
いったい何に魂をこがしているかということだろうし、
その連続さぁ。

競輪對我來說可不只是輸贏。
還有值得觀看與讓人著迷的層面,
我才如此狂熱。
在生命裡,
這樣毫無道理的燒灼著靈魂‧‧‧
連續不綴。

2014年9月30日 星期二

[音]いつか遠くを見ていた


詞曲:友川カズキ

「いつか遠くを見ていた」

後悔なかれ水色の電車は  
雪降る川で大根洗えば    
ベートーベンが流れてゆくよ  
いつか遠くを見ていた    

黄色いクレヨンの切れっ端で  
描かれた道に立っているよ  
空はいまだ手付かずのまま  
いつか遠くを見ていた     

天使と悪魔に試された   
生きる以外のぜいたくよ   
ぜいを限りの放蕩よ     
いつか遠くを見ていた    

虚構ではありえぬはての   
反逆は幻の指        
指喰いちぎらせて      
いつか遠くを見ていた     

やんごとなき花をかかえて
ペンギンのように気をつけをして
きったはったで時間をすてて
いつか遠くを見ていた

母なるヒザのほこらで
ダダダッ ダダダッ 音なすは
稚気らの闇夜の花火
いつか遠くを見ていた

さかしらな風の中
その名を鬼ととどめいし
しなをつくるは吉祥天女だ
いつか遠くを見ていた

打たれし鐘か昭和のくしゃみか
肌身の切なさに比ぶれば
いざ喜劇のそこはかさ
いつか遠くを見ていた


「曾經看的很遠」

毋須後悔的水藍電車
在飄雪的河邊洗蘿蔔
漫溢出貝多芬
曾經看的很遠

拿切下的黃蠟筆
站在街道上畫畫
天空依然未變過
曾經看的很遠

天使魔鬼的考驗
生存以外的奢侈
完全奢華的放蕩
曾經看的很遠

哪有可能是虛構
你這反叛幻手指
被咬碎成千萬段
曾經看的很遠

擁非凡高貴的花
學企鵝直立不動
用暴力鬥棄時間
曾經看的很遠

母親的膝蓋祠堂
噠噠噠噠的聲響
孩子的闇夜煙火
曾經看的很遠

賣弄聰明的風中
滯著名為鬼的怪
撫媚的吉祥天女
曾經看的很遠

隆隆鐘聲昭和嚏聲
比起肉體的寂痛
欸微妙地像喜劇
曾經看的很遠

2014年9月21日 星期日

[詩]吹雪の海に黑豹が_腰の断面

from:吹雪の海に黑豹が 78/80

「腰の断面」

その日は老婆が雑市のように
露地に座っていた
小リスのようにアゴをカクッつかせて
明日の退屈を数えている

俺は新宿へ急いでいた
つまらないウタの話をするためにだ
どういうことになるかは最初から判っていたのだ
新宿駅には沢山のカンガルー達が
サングラスをして跳びはねていた

膝への長い無礼に俺は
弛んだ精神の奥で
恩師加藤先生のユメを考え乍ら
アパートまで勇気をドリブルして行った

川崎の終わった交差点では
巨人の国へ行く途中の人達が
空から海が降ってくるのを
力なく夢想していた

かがんであの時視たのは一体――――
雪だったか?
カエルだったか?
去り行く亀裂の山に立った
吠え狂う一頭の赤いライオン
だったかもしれない

2014年9月20日 星期六

[詩]吹雪の海に黑豹が_イメージ錯乱

from:吹雪の海に黑豹が 64/68

「イメージ錯乱」

ウタを
ウタわれる犯罪性について
危惧している牛達は
ぬけるような青空の下でも
すぐに折り重なって
夢を拡散してしまう

殴られた分だけ
殴ろうとして昂ぶる日常は
永遠にあこがれる『平凡』に向って
砂嵐の中で廃屋のように眠る

時速四百キロのイメージ錯乱は
古ぼけたアルバムの角から
最後の胃液を
嘔吐している

愚を認識して閉じていった
俺の呼吸への辛辣な挑戦も
何の感触もないまま

うすっぺらな一枚の春で
己の平骨を叩き乍ら
あっち側へ逃げ落ちた

屍になることを拒まない
踝にアザのある五人のトモダチと
駱駝の夢に憑かれた木の老人に
今夜
未解決のぶさまを
目擊された

眉をきれいに揃えたローソクの神秘に
哀しい姥を百年も背負い
針の孤独へ身を委ねた

働哭である山には
幾千羽の鳥が舞い
その生命の淵で
オレタチの努力は視力を喪失し
大衆の足ぶみの中で
腑抜けに果てた

俺自身の発見は
社会の火車に恍惚の髪型で従い
マスコミの沈黙する構造に過勞し
あらゆる精美なものへの(?)から
はじめる

嗚咽への報酬がぼける
現在
社会もう語られない

2014年9月11日 星期四

[音]三鬼の喉笛


原句:西東三鬼 曲:友川カズキ

「三鬼の喉笛」

黒人の 掌の桃色に クリスマス
ひよどりの ヤクザ健やか 朝日の樹
雑炊や 猫に孤独と いうものなし
爺婆の 裸の胸に こぼれるパン

梅雨はげし ムカデ殺せし 女と寝る
黒髪に 戻る染め髪 ひな祭
満月で きちがいどもは 眠らない
母の背に 貼り付きて 剥がせぬ夕焼け

眼帶の 内なる眼にも 曼珠沙華
ぱくと蛟を 呑むガマ お孃さんの留守
梅をかむ 少年の耳 透きとおる
美少女の 額に走路の かげりあり

おそるべき 君等の乳房 夏来たる
ほくろ美し 青大将は ためらわず
恋猫と 語る女は 憎むべし
爺婆の 裸の胸に こぼれるパン

ぼうだいなる 王氏の昼寝 端午の日
雪明かり 足無き影は 殺人者
大辻司郎 象の芸当 見て笑う
爺婆の 裸の胸に こぼれるパン

刺青の マリとてひとり 死にしのみ
水枕 ガバリと寒い 海がある
椎若葉 わが大足を かなしむ日
たんぽぽ然 三鬼の喉笛 見せたろか


「三鬼嗓門」

黑人的 桃色掌心 聖誕快樂
鵯鵊的 蓬勃黑幫 晨間之樹
雜膾粥 貓的孤獨 無語凝噎
祖父母 裸露胸膛 漾著麵包

激烈梅雨 撲殺蜈蚣 與女人睡
變黑髮 染回至 雛祭典
滿月下 瘋子們 不睡覺
母親後背 沾黏著 夕陽剝不掉

眼罩裡 眼睛會有 曼珠沙華
扒著蛟 吞嚥降魔 小姐專注
咬著梅 少年之耳 透明清澈
美少女 額頭蒙上 跑道陰影

實在驚人 乳房四露 夏日駕到
美麗黑痣 青色錦蛇 毫不猶豫
與發春貓 對話女人 憎恨有理
祖父母的 裸露胸膛 漾著麵包

膨大發脹 王氏午睡 端午節
雪地折光 無蹤黑影 殺人犯
大辻司郎 大象絕招 看到就笑
祖父母的 裸露胸膛 漾著麵包

獨孤的 麻里刺青 死路一條
水枕上 溫度計與 冰寒海洋
椎嫩葉 大腳邁著 悲慘日子
如蒲公英 三鬼嗓門 能出現嗎

2014年9月3日 星期三

[音]暇人のうた


詞曲:友川かずき
譯:西野里佳、しゅんじん

「暇人のうた」

電車に乗ってごらん 
それも夜の11時過ぎの 
いることいること暇人共が 
バーやキャバレー帰りの暇人共が

よくみてごらん 
素面の客なんていねえよ 
ヘナヘナおやじにヨタヨタ女 
どこまで乗ってゆくのやら その格好で

おいらもたまには酔っぱらって 
一度でいいから暇人さんの 
仲間に入れてもらいたい 
暇人さんよ


「閒人之歌」

去坐電車看看
已過夜晚十一點
有就是一堆閒人
從吧跟夜總會賦歸的閒人

好好地觀察看看
每個都喝到醉茫茫
軟癱老爹跟蹣跚女人
這種態勢是要坐到哪

俺一人也偶爾喝醉
一回也好想與閒人
結伴同行
閒人阿

2014年9月2日 星期二

[音]もろびとの無常


詞曲:友川カズキ

「もろびとの無常」

口惜しき荷を背負いて 
ブドウの房のようにもろく
身体を搖すって光ってみせる
誰ももうどこへも行き着かないのだ
眼の前を走りゆくものさえ
絵空事のうとましさの花々の興奮
絵空事のうとましさの花々の興奮

記憶は時代を撃つ 
撃ちながらもその背を生きる
老いぼれてなおじたばたする
誰ももうどこへも行き着かないのに
渇いた青い胸を突き出す
事件達の最後っぺかもろびとの無常
事件達の最後っぺかもろびとの無常

夢の機軸を舐めると
苦い血の味がする
懐かしく切なく詫び鳴きする
誰ももうどこへも行き着かないのか
高々とそそり立つ怒りさえ
死を数えての旅行きかもろびとの無常
死を数えての旅行きかもろびとの無常


「諸人無常」

背負種種遺憾
如脆弱的葡萄串
搖晃身軀放光芒
誰還能抵達何處
眼前奔馳的亦然
群花亢奮實在荒誕厭煩
群花亢奮實在荒誕厭煩

只剩攻擊時代
在其背後存活
掙扎的老糊塗
誰還能抵達何處
挺著乾渴的胸膛
窮途末路嗎諸人無常
窮途末路嗎諸人無常

舔舐夢的輪軸
發苦的血腥味
遙想痛苦的悲鳴
誰還能抵達何處
高聳的忿怒亦然
後悔莫及的旅程嗎諸人無常
後悔莫及的旅程嗎諸人無常

2014年9月1日 星期一

[音]似会った青春


詞曲:友川カズキ

「似会った青春」

喋るうまさより黙るうまさが これからは大切だよ
唄ってもいいし聴いてるもいいし らしさがでていればだよ
鉛筆の重さに自分の哀しさを のせてやる夢を見たよ
似会った青春だよ 似会った青春だよ

辛い坂道風がふいてたよ 昨日と何度も出会ったよ
すれ違う人は平泳ぎのように 脇目もふらず急いでたよ
求めるものが近くにあるから あんなに慌てているんだろう
似会った青春だよ 似会った青春だよ

映画の場面によく出てくるような 恋をしてみたいものだよ
きざなせりふを沢山あげたら かわりに別れがとんできたよ
やるだけやったらあとは待つだけさ 膝が枯れても待つだけだよ
似会った青春だよ 似会った青春だよ

二度とないから疲れてもいいんだ 男のいくさはー度きりだよ
創るもいいし壊すもいいし らしさが出ていればだよ
生きる怖さを勇気にかえて 好きなことやってみるんだよ
似会った青春だよ 似会った青春だよ


「這樣才青春」

善於閒聊不如善於沉默 這很重要
唱也好聽也好 秀出本質
乘著鉛筆力度下的哀傷 入夢遨遊
這樣才青春 這樣才青春

坡道上勁風吹拂 要邂逅幾次昨日
來人錯身游蛙式 目不斜視匆匆過
欲求的近在眼前 才如此慌慌張張
這樣才青春 這樣才青春

電影場景常有的 躍躍欲試的戀愛
獻上眾多做作台詞 分手馬上近在眼前
盡完人事就聽天命 哪怕等到海枯石爛
這樣才青春 這樣才青春

一次就拼到筋疲力盡 男人的戰場獨一無二
創造也好毀壞也好 秀出本質
生命恐怖提起勇氣 喜歡的事就要去試
這樣才青春 這樣才青春

2014年8月23日 星期六

[音]エリセの目


詞曲:友川カズキ

1:あやかしの月
2:エリセの目

「エリセの目」

低く雲がたれこめた湖に
フランケンシュタインがうつっている
少女は少女に今気づいたばかり
『汚れて白馬より』降りにけり
その手の平にポジを透かせたまま
一部始終見ていたのはエリセの目

アナトレントは深い井戸のきわに立ち
まだ見ぬ恐れのささやきを聴く
母の夜にもそれは似てはいるが
父の沈黙からははるか遠い
その手の平にポジを透かせたまま
一部始終見ていたのはエリセの目

未来から男が次々とやって来ては
カンざましの酒を酌み交わしている
明日は嵐だぞ! と叫んでいる姿の
その背筋はすでに過去のもの
その手の平にポジを透かせたまま
一部始終見ていたのはエリセの目

見えるものからしか見えないものは語れない
少女は新しい空を宿したばかり
今の今ならそれはただの紙きれ
空色でない空のただの紙きれ
その手の平にポジを透かせたまま
一部始終見ていたのはエリセの目


艾里斯的眼」*

低雲籠罩的湖上
映照出科學怪人
少女剛察覺自己
『髒污地從白馬』落下
透過那手掌裡的正片
從頭到尾看的是艾里斯的眼

安娜托倫特在深井邊
聽著隱約恐怖的低語
母親在夜裡是如此相似
父親的沉默是如此遙遠
透過那手掌裡的正片
從頭到尾看的是艾里斯的眼

從未來不斷到來的男人
拿著熱過的酒相互敬著
明天有暴風喔! 叫喊的身姿
那背肌已經成為過去
透過那手掌裡的正片
從頭到尾看的是艾里斯的眼

僅能見我所見吭不出聲
少女剛剛搬過去新天空
從現在起不過就是碎紙
非天藍的天空就是碎紙
透過那手掌裡的正片
從頭到尾看的是艾里斯的眼


*電影「蜂巢的幽靈」的導演。友川以前不常看電影,要出演電影「以藏」之前還特別惡補三池崇史的電影。友川:「三池的片真是不錯哪。他似乎很有名,我身旁的人全都知道,只有我不知道。」

2014年8月19日 星期二

[音]デラシネ


詞曲:友川カズキ

1:デラシネ
2:生きて死ぬという

「デラシネ」

デラシネの
浮きの葉先にしがらむは
デデデデンデン 宿成すカタツムリ

落ちしなか
バサリ 椿の花のごと
夕餉に花 花に女は口惜しき

踊り来る
サッサー空に腕を差す
脈々たる深い夜に腕を差す


「喪根」

喪根的
漂葉阻成堆
磔磔磔磔磔 蝸牛聚所

在飄落嗎
啪颯颯 樁花落
晚餐時 女人為花哀嘆

舞著來
刷刷刷朝天高舉
接連將手插進深夜

2014年8月16日 星期六

[音]ジャン・ジュネに訊け


詞曲:友川カズキ

「ジャン・ジュネに訊け」

カシャ カシャ カシャ
音する中
犬は居る
未来とても
青いガビョウに
突き刺さったまま
あの時台所で
小さく笑ったのは
まだうら若き
君の含み笑いだったか

川に立つ
思い出しては
手を洗う
朝にして
喜怒哀樂を食べている
たぎる夏の花
それにまつわる
夜々のまぼろし
聖ジャン・ジュネに訊け

時刻それは
香ばしい
太陽に
ぶらさがり
焦がれたまま
そを終える


「惹內我問你」

喀吓喀吓喀吓
聲響間
有隻狗
未來盡是
藍色圖釘
突進猛刺
在廚房裡
微微竊笑
尚屬稚嫩的
你的憋笑嗎

站在河中
回想起
洗個手
在早晨
品嚐喜怒哀樂
夏花奔放
勾勾纏纏
夜夜幻影
聖惹內我問你

時辰到
香噴噴
太陽下
懸掛
焦烤
至終

2014年8月13日 星期三

[音]死にぞこないの唄


詞曲:友川カズキ

「死にぞこないの唄」

ワイヤ―でその首を       
きつくきつく締めあげりャ    
シワが沢山できるだろな     

鉞で足首を           
めちゃくちゃ殴ったら      
まっかな命がでてくるだろな   

機関銃をその顔に        
向けてズドンと撃ったなら    
眼玉はどっちへとんでゆくだろな 

奈良の大仏を          
背負って海へもぐったら     
カツオやクジラは逃げだすだろな 

農薬をトラックで
一台食事がわりに
食べてから何日目もあの世だろな

硫酸のお風呂に
足からドボンと入れよ
垢はたちまちおちるだろな

長ドスでその腹を
ズタズタ裂いたなら
さぞかし縫う人は困るだろな

津軽2号に
もろい頭から飛び込めば
天井はどれ位引っ込むだろな

唄えや踊れや
盆と正月一緒や
手拍子ふたつみっつできないようじゃな

この唄は死にぞこない
死にぞこないの唄
生きぞこないよりはましだもんな
ア―アア―ア


「就是死不了」

鋼纜套頭
使力絞緊
會有滿滿皺紋

大斧朝腳踝
猛揮爆砍
會冒汩汩鮮血

機關槍朝臉
轟隆開火
眼球會竄去哪

背奈良大佛
潛水入海
只見鰹鯨奔逃

滿貨車農藥
當正餐吃
吃幾天才會掛

用硫酸洗澡
蹦進浴池
立馬去污脫垢

拿長脇差
攪糊腹部
縫合會很困擾

津輕二號
從頭撞下去
車頂會噴多高

來唱歌來跳舞
慶中元過新年手忙腳亂
可憐兩拍三拍都打不出

死不了之歌
就是死不了
比起活不了算不錯
阿阿阿阿阿阿阿阿

2014年8月8日 星期五

[音]シシャモ


詞曲:友川カズキ

「シシャモ」

細い雨の中
ジュリアンを植えた
ポロネーズを聴き
アスパラを茹で
シシャモを焼いた

広瀬川を渡り
美術館へ行った
『祖父』という名の
油彩の画を
飽くなく見てた

柳瀬正夢は
死んだ画家だ
私の背後で
絵筆を握る
すると彼は

風から落ちた
雀もまた
空に逆らい
スレスレを遊んだ
ジム・モリスン

シシャモはノドを
射抜かれてなお
整然と並び
せつなにしても
ほがらかでいさぎよし


「柳葉魚」

細雨中
種報春花
聽波蘭舞曲
汆燙蘆筍
烤柳葉魚

橫渡廣瀨川
前往美術館
名為祖父的
油彩畫
百看不厭

柳瀨正夢
已逝畫家
在我背後
抓著畫筆
在畫圖

順風落下
小麻雀接著
逆風高飛
相貼玩耍
吉姆莫里森

柳葉魚
咽喉射穿
整齊排列
剎那間
舒暢又乾脆

2014年8月5日 星期二

[音]あやかしの月


詞:加藤正人 曲:友川カズキ
譯:橙子

1:あやかしの月
2:エリセの目

「あやかしの月」

桜吹雪の夜
雲ひとつない空
ナイフのような月が出る
あやかしの月である
あやかしの月である

蒼い光の滴に
身を震わせてしまえば
もうそれでおしまい
後には引き返せない
後には引き返せない

悦楽の蟻地獄
享楽へ真っさかさま
首根っこをつかまえて
神に見放されるのである
神に見放されるのである


「妖异之月」

樱花漫天的夜
了无云迹的天空
升起弯刀般的月
这妖异之月
这妖异之月

面对青白的光的点滴
一个战栗
便就此终结
已无路可退
已无路可退

欢愉的蚁狮
向着享乐直堕
后颈一擒
即被神遗弃
即被神遗弃

2014年8月4日 星期一

[音]サーカス


詩:中原中也 曲:友川カズキ
譯:橙子

「サーカス」

幾時代かがありまして
茶色い戦争がありました
幾時代かがありまして
茶色い戦争がありました

サーカス小屋は高い梁
そこに一つのブランコだ
サーカス小屋は高い梁
見えるともないブランコだ

頭倒さに手を垂れて
汚れた木綿の屋根のもと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

それの近くの白い灯が
安値いリボンと息を吐き
観客様はみな鰯
咽喉が鳴ります牡蠣殻と

屋外は真ッ暗 暗の暗
夜は劫々と更けまする
落下傘奴のノスタルジアと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

幾時代かがありまして
今夜此処でのひと盛り
幾時代かがありまして
冬は疾風吹きました


「马戏团」

经过多少时代
有过茶褐色的战争
经过多少时代
有过茶褐色的战争

马戏团帐篷高高的横梁上
有人荡着秋千
马戏团帐篷高高的横梁上
似有似无的秋千

倒挂着头低垂着手
荡在脏污的棉布棚顶
嗖~咻~呦~
嗖~咻~呦~

那旁边的白色的灯
与廉价的缎带一同吐着气
观众这群沙丁鱼
与喉咙发出声响的牡蛎壳一道

屋外一片黑暗 黑暗中的黑暗
夜渐渐深去没有尽头
与跳伞人的乡愁一道
嗖~咻~呦~

经过多少时代
今夜此地纵情尽兴
经过多少时代
吹过冬日的疾风

2014年8月1日 星期五

[音]夏の日の歌(甲府桜座2014年3月11日全)


詩:中原中也 曲:友川カズキ
譯:橙子

1:馬の耳に万車券
2:三鬼の喉笛
3:夏の日の歌
4:順三郎畏怖
5:なあ海
6:花月園
7:桜の国の散る中を(会田哲士君の霊に捧ぐ)
8:復讐バーボン
9:囚われの歌

「夏の日の歌」

青い空は動かない
雲片一つあるでない
夏の真昼の静かには
タールの光も清くなる

夏の空には何かがある
いぢらしく思はせる何かがある
焦げて図太い向日葵が
田舎の駅には咲いてゐる

上手に子供を育てゆく
母親に似て汽車の汽笛は鳴る
山の近くを走る時
煙が子供の顔になる


「夏日的歌」

蓝色的天空静止不动
没有一丝云
夏日正午的宁静中
沥青的反光也变得清澈

夏日的天空里有着什么
有着令人怜爱的什么
晒蔫的冒失向日葵
开在乡下的车站里

像是善于养育孩子的母亲
火车的汽笛鸣叫起来
在靠近山的地方奔驰时
烟雾化为孩子的脸

2014年7月10日 星期四

[音]生きて死ぬという


詞曲:友川カズキ

1:ワルツ
2:生きて死ぬという

「生きて死ぬという」

生きて死ぬという簡単なこと
曇天の空いちめん水色の鳥
骨々はあくせくと乾いてゆき
顔のように気持もまた光を失なう
生きて死ぬという簡単なこと

野垂れ死に覚悟のでたとこ勝負
来し方は慙愧ゆえ跡かたもなく
しゃきばるもののけに唾をあびせりゃ
風とて夢のつぶてかギャンブルか
生きて死ぬという簡単なこと


「活著死去」

活著死去簡單不過
陰晦天空整片水藍的鳥
骨頭們處心積慮乾枯著
情緒也隨著面容漸失光采
活著死去簡單不過

抱著垂死路邊的覺悟試勝負
回顧往事慚愧至極不現蹤跡
僵直的鬼魂覆滿唾沫
這風是夢中的飛礫還是賭局
活著死去簡單不過

2014年7月9日 星期三

[詩]吹雪の海に黑豹が_トモダチ

from:吹雪の海に黑豹が 24/25

「トモダチ」

若い
を語った次の朝
告げて老いたA君
わななく膝は鰐鮫にくれて
やれ!
ばよかったのだ
今時A君の死亡通知が届いた
幸福はいつだって脱兎の勢いだ
せめて
白い美しい花を酒盛りに

死んでから
いい人になった
仲良しになれた
たおやかな風を一番最初に刺殺したのは
彼と
彼等だった


「朋友」

年少聊完
隔天早晨
A君怎老了
膝狂暴顫慄
啊!
也好也好
A君死亡通知送達
幸福隨時動如脫兔
至少有
酒宴裡的美麗白花

死了
變成好人
慣為摯友
扼殺最初那柔風的
是你
是你們

2014年7月4日 星期五

[音]順三郎畏怖


原詩:西脇順三郎 追詩:友川カズキ

「順三郎畏怖」

コズメチックは解けて
その眼に入りたれば
直ちに従僕を呼びだり
直ちに従僕を呼びだり

間断なく祝福せよ
間断なく祝福せよ
楓の木にのぼらんとする水牛
楓の木にのぼらんとする水牛

早鐘西脇順三郎畏怖
絵筆のたそがれの破天だよ
紫紺の炎こそまっすぐな外層だよ
あたかもそりゃそうだ
泣き尽くせ叙景

間断なく祝福せよ
間断なく祝福せよ
霧降る白昼 将棋指す音
樹々は樹々で
さらばはさらばで

花咲くさるすべりの樹に
花咲くさるすべりの樹に
ガソリンかけてまむしを追っぱらう
ガソリンかけてまむしを追っぱらう

忽然たるアカシアの花よ
忽然たるアカシアの花よ
我はオドコロンを飲んだ
我はオドコロンを飲んだ


「恐怖順三郎」

卸著妝
跑進眼睛
立馬呼喊隨從
立馬呼喊隨從

不間斷的祝福
不間斷的祝福
欲上楓樹的水牛
欲上楓樹的水牛

西脇順三郎恐怖怦怦
畫筆下的破天荒黃昏
紫紺之炎的坦率外層
簡直就是一篇
搾乾淚水的敘景

不間斷的祝福
不間斷的祝福
起霧的白晝 將旗的落聲
群木依舊群木
道別持續道別

百日紅盛開
百日紅盛開
潑灑汽油趕蝮蛇
潑灑汽油趕蝮蛇

忽然間金合歡花
忽然間金合歡花
我是在喝古龍水
我是在喝古龍水

2014年7月3日 星期四

[音]風のあらまし


詞曲:友川カズキ

「風のあらまし」

ゆき過ぎた晩年に 酒で過去は洗えない
ありふれた拳では 風の脈さえ殴れない

とどのつまりを飄然と
父母は渡って帰れない
抱き取るすべさえも棄てたのだ

人知れず逃れ来る 風のややの足首は
やわらかな明らかな 白い花弁のようだ

まるごと声を吹きかけりゃ
得も言われず匂い立つ
骨身に涯はうつらない

アカシヤの枝葉に 刻んだ風のあらましは
へこたれた吠え面の ノドの仏の呻吟よ

とどのつまりを幾重にも
父母は渡って帰れない
抱き取るすべさえも棄てたのだ


「風的梗概」

歷經晚年 酒清洗不了過去
使出老拳 揍不到風的脈搏

結局飄飄然
徑直而去的父母
連摟抱都得放棄

微風腳踝 悄悄躲過來
柔軟明亮 如白色花瓣

無損聲響狂吹猛送
說不上來的氣味
真身輪廓迷迷濛濛

金合歡花枝葉 刻下風的梗概
一張臉哭喪著 喉結嗚嗚呻吟

結局一次次
徑直而去的父母
連摟抱都得放棄

2014年7月1日 星期二

[音]ピストル


詞曲:友川カズキ

「ピストル」

テーブルにピストルがある
育ち過ぎたアザミの息の根が
確かに私の中にある
空も指も当てにはならない

緑だか光だかが発っていた
盲目にそれをただただ抱きしめた
不在を明かす風の中
私は未だに立っている

弾は込められているのかいないのか
その時はあるのかないのか
戦争反対も結構だが
人間反対ではないのか

銃口はいつも眼前にある
ここでもどこでもそれは同じ
「何くそ!」と言ったところで
空も指も当てにはならない

テーブルにピストルがある
テーブルにピストルがある
それは約束された花なのか
それは裏切りの重量なのか


「手槍」

桌子上有把手槍
放任生長的薊根
確實扎在我裡面
天空手指都不可靠

是翠綠還是強光來襲
只能盲目緊緊抱住
一股道出離家的風
我依然挺立在其中

裝填好子彈了嗎
關鍵時刻會到來嗎
要來反對戰爭嗎
那是否要反對人類

槍口永遠在眼前
這裡哪裡全都是
「這算哪根蔥!」
天空手指都不可靠

桌子上有把手槍
桌子上有把手槍
這是約定好的花朵
還是通外鬼的重量

「阿公 查緝私酒的來了阿」
「阿公 查緝私酒的來了阿」

2014年6月23日 星期一

[文]異人謠

文:顏峻

友川カズキ,kazuki tomokawa,民谣艺人。
PSF正在力推他,出了两张DVD,13张的唱片套装,等等。

第一次看见他,是在三池崇史2004的《以藏》(izo)里。
那是一个很疯的电影,因为日本的cult类型片早就有了自己的风格,
所以这种反刍方式也不像美国人学习B级片。
生猛得一塌糊涂,极端,道具和化妆仍然是时代剧年代的粗糙感觉。
据说里面杀来杀去杀了有200人,全是这一个被仇恨异化了的以藏干的。
他不断穿越时空,像坐着一架失灵的时间机器,
或者干脆就是一个倒霉的没有归属的孤魂野鬼,
一边杀,一边还撞见神经兮兮的友川カズキ在那弹琴唱歌。
那歌唱的,半喊,半哭喊,半神经质的喊,经常就哑掉在那里。
普通的民谣,被唱成了正好用weird这个独立圈常用词来形容的怪样子。
是怪,不是搞怪,因为他不年轻,也不搞,他天生怪。

说是日本的迷幻民谣和情绪歌曲之神。
眼下在欧美也火得不行。诗人。又称“嚎叫的哲学家”。

然后看了PSF出的DVD,2003年在渋谷アピア・ライヴ的几个现场。
鼓手都是石塚俊明,钢琴/手风琴/曼陀铃是永畑雅人。
强,石塚俊明可是和灰野、三上宽合作组了vajra,
出过5张专辑那位,以前是“头脑警察”的成员。
爱死了他的演奏,前进摇滚、爵士、后摇滚,随便怎么说,
但都只有一点,他的含蓄和挥洒是一体的。
永畑雅人不熟,他的演奏有点太规范,
连用肘、手背敲出来的不和谐音都那么和谐干净准确,
最大的特色就是他用很稳定的节奏像机器一样演奏所有的风格和元素,
哪怕是爵士,至于古典那就规范得像流行了。

终于有机会仔细看看友川カズキ。
其实他长得就那样,其实他很放松。
那种怪不是做出来的,是因为他根本不觉得那是怪,
而尽情表达和释放出来的,他貌似声嘶力竭,
但面部肌肉一点也不紧张。他就是严肃,眼神深而静,停留在远方某处。
他张得很好看,是那种美国电影明星的胚子,又不那样大众化,
尽情地怪了下去,颧骨和张艺谋一样属于底层劳动人民,
嘴角多少有点冷漠和嘲讽,摆明了看破红尘。一副苦相,
细看却不穷不酸不破落不悲愁,简称苦大发了。

玩怪东西,心要大,要装得下。
装下了就没有苦了,只有无味。
无味中爆发出来的嚎叫,不是个人的,与“我”无关,
也不是奴隶的抱怨和反抗。他眼中的风景,一般人的心胸是装不下的,
所以只好说那是悲苦和激烈。其实他也不激烈,
所有的爆发之后的平静,都如同世间其他爆发之后的平静一样,
干干净净,无处惹尘埃。

他的歌词当然是诗,连不懂日文的我都直觉是诗。
整个人的风格也是,很文学,很传统。
西装口袋里插着两支笔。他唱歌,像60年代以来就没有变过,
那时候的日本愤青,那时侯的民谣吉他吟唱诗人,想必就是这样。

他和jandek有得一拼,
尽管jandek坚持用不懂音乐的方式来懂音乐,
而他的吉他演奏还堪称优秀,变调夹,高把位,快速而娴熟。
相比之下,周云蓬的孤独还太小气,
小河的怪还缺底气,
杨一的野才刚上路,
小索若是还在,可以和张全一起向他学习疼,
王磊若是还在唱民谣,就对照出了激情是如何节约、集中起来的……
如果说可以向胡德夫学习坚持,那么可以向这位前辈学习的,就是怎么样提纯生命。

他画画,颜色……是透明的。

2014年6月22日 星期日

[文]無法定義的異人民謠

文:人間煙火

忘了是哪天晚上聽到了他的歌聲,記得也是像今天一樣是個濕冷的日子,機歪的天氣正好影響著心情,所以就不小心的被那意外的歌聲所穿透了﹔那是友川かずき於去年所發行的專輯《青い水赤い水》。

電腦喇叭流洩出來的聲音這樣的怪異超凡,像是日本老式歌謠,乍聽感覺上很適合坐在和室搭配著懷石料理服用,但慢慢的聽下去,發現如果真的這樣做的話大概會不小心被壽司噎死吧!這音樂裡面的情緒太濃厚,濃厚到無法將其當作背景音樂一般的播放,每首歌都是一篇滿腹情緒的詩,戲劇化又透露著深邃的渲染力。整個身體連帶著靈魂都像是快被吸引進去那無窮盡的苦惱漩渦一般,一把木吉他與簡單的弦樂器及偶爾點綴的琴鍵,還有那幾乎像快被痰噎死的嗓音,唱出的能量與情感我想就連那大編制的加拿大樂隊們都無法比擬,畢竟,靈魂的聲音是再多樂器交疊都無法演奏出的,音樂的情感濃度更不是以樂器或技巧的多寡來計算的。

友川かずき(Tomokawa Kazuki),本名及位典司,現在的日本怪民謠與情緒歌曲之神,其實少年時是個健康熱血的野球少年,但中學時偶然的於圖書館內遇見了日本早期浪漫派詩人中原中也的詩作「骨」(而後有川也用了不少中原中也的詩來譜曲),難以抵擋那內心無以名狀的文學衝擊,於是也開始嘗試寫詩,而後更亂讀了名家如太宰治與小林秀雄等的作品,吸取了相對豐沛的文學乳汁。而音樂上則是深受女性民謠喉舌Janis Joplin的啟發,並驚覺了自我的存在意義,詩與歌的結合,原來那才是他心中所嚮往的自我。

而在角色定義上,頭銜之多的他更是如此的難以定義,他除了是詩人、歌手、畫家(其90年代後多數的專輯封面都是由他自己作畫)、競輪評論家、DJ、酒豪、隨筆家外,更是一名演員,還曾經參與過日本cult片大魔王三池崇史04年的作品《以藏》,片中當然少不了三池一貫的血漿不用錢般的暴力美學與毫無邏輯的時代觀與科幻大亂鬥;而他就在這一片混亂殺戮中在片子的首尾自顧自的唱著,或著說嚎叫著,哭喊著這一切的諷刺與瘋狂。

音樂作品上,70年代在德間音工時期的表演中結識了日本早期搖滾代表"頭腦警察"的鼓手石塚俊明,並長期的成為現場表演的合作夥伴。而後在90年代加入了日本迷幻廠牌PSF至今,總共發了兩張DVD,13張的錄音室專輯,穩定且持續的創作這點也很讓人安心,畢竟這樣的怪才英年早逝或是隱居田園歷史上總是層出不窮,只能感謝他並沒成為現代的太宰治了,畢竟,他們都一樣有著帥氣性感的臉龐,還有那一身超凡俗世的才氣。

撥放的是カラブラン ,收錄在《青い水赤い水》(カラブラン 直譯為"卡拉布蘭",是塔克拉馬干沙漠的恐怖傳說中的黑風,相傳此風能揚風蔽日,使白日暗如黑夜。)

2014年6月13日 星期五

[音]女人ぼさつ


詞:岡本かの子 曲:友川カズキ
譯:橙子

「女人ぼさつ」

バラ見ればバラのバラのえまい
ボタンに逢わばボタンの威
アヤメの色のやさしきに
女人われこそ観世音
げにぼさつ

柳如直ければ即ち直く
松いつくしければわれもいつくし
杉はいさぎよきいさぎよき
女人われこそ観世音
げにぼさつ

そよ風にそよとしそよと吹かれ
時に時にはたこころ浮雲
あなうらの土踏む力
女人われこそ観世音
げにぼさつ

人のかなしみ時に担い
よろこび人に人に送りて
みずからむなしくむなしくはする
女人われこそ観世音
げにぼさつ

ぼさつぼさつ観世音
千変万化観世音ぼさつ
えんゆうむげもて世に立ちぬ
女人われこそ観世音
げにぼさつ


「女菩萨」

见蔷薇便是蔷薇的笑靥
遇牡丹便有牡丹的威严
菖蒲色的温柔也以温柔对应
女子才是观世音菩萨

柳絮平凡我便平凡
松树庄严我亦庄严
杉树高洁我也高洁
女子才是观世音菩萨

微风轻拂
时而心如浮云
踩踏脚下土地的力量
女子才是观世音菩萨

时而担起他人的悲伤
为他人带来喜悦
自己化为虚空
女子才是观世音菩萨

菩萨 菩萨 观世音
千变万化
圆通无碍救世人
女子才是真观世音

2014年6月8日 星期日

[音]都会の夏の夜


詩:中原中也 曲:友川カズキ
譯:橙子

「都会の夏の夜」

月は空にメダルのように
街角に建物はオルガンのように
遊び疲れた男どち唱いながらに帰ってゆく
——イカムネ・カラアがまがっている——

その脣は胠ききって
その心は何か悲しい
頭が暗い土塊になって
ただもうラアラア唱ってゆくのだ

商用のことや祖先のことや
忘れているというではないが
都会の夏の夜の更——

死んだ火薬と深くして
眼に外燈の滲みいれば
ただもうラアラア唱ってゆくのだ


「都会的夏夜」

月亮挂在天上像是奖牌
街角的建筑像是风琴
玩累的男人们唱着歌归去
——礼服衬衫领子弯弯——

大张着口
心里悲伤
头脑化为暗色土块
只是啦啦地唱下去

生意的事祖先的事
也并非抛诸脑后
但这都会的夜深——

街灯与死去的火药
深深地渗入眼中
只是啦啦地唱下去

2014年6月7日 星期六

[音]頑是ない歌


詩:中原中也 曲:友川カズキ
譯:橙子

「頑是ない歌」

思えば遠く来たもんだ
十二の冬のあの夕べ
港の空に鳴り響いた
汽笛の湯気は今いずこ

雲の間に月はいて
それな汽笛を耳にすると
竦然として身をすくめ
月はその時空にいた

それから何年経ったことか
汽笛の湯気を茫然と
眼で追いかなしくなっていた
あの頃の俺はいまいずこ

今では女房子供持ち
思えば遠く来たもんだ
此の先まだまだ何時までか
生きてゆくのであろうけど

生きてゆくのであろうけど
遠く経て来た日や夜の
あんまりこんなにこいしゅては
なんだか自信が持てないよ

さりとて生きてゆく限り
結局我ン張る僕の性質
と思えばなんだか我ながら
いたわしいよなものですよ

考えてみればそれはまあ
結局我ン張るのだとして
昔恋しい時もあり そして
どうにかやってはゆくのでしょう

考えてみれば簡単だ
畢竟意志の問題だ
なんとかやるより仕方もない
やりさえすればよいのだと

思うけれどもそれもそれ
十二の冬のあの夕べ
港の空に鳴り響いた
汽笛の湯気は今いずこ


「懵懂的歌」

回首来路漫漫
十二岁的冬日 那个黄昏
响彻港口天空的
汽笛的蒸汽 现在何处

月亮挂在云间
听见那汽笛声
身子竦然一缩
那时月亮正挂在空中

多少岁月过去
眼睛茫然追随着汽笛的蒸汽
悲从中来
那时的我 现在何处

如今携妻带子
回首来路漫漫
而前方
还有不知多少人生要走

还有不知多少人生要走
但是否能如漫漫来路的日日夜夜般
令人怀念
似乎并无自信

然而想到
活着便终究会尽力
如此天性
自己也甚觉可怜

转念一想
令人怀念的往昔
也有终究尽力之时
那么将来也总能如此走下去

想来简单
终究意志问题
除了设法去做别无他法
去做便好

虽说如此
十二岁的冬日 那个黄昏
响彻港口天空的
汽笛的蒸汽 现在何处

2014年6月4日 星期三

[音]花月園


詞曲:友川カズキ

「花月園」

魚は
海で
眠っているのかいないのか
私は
私とも私たちともつかずに
花月園の
桜の木の下を歩いていた

もともとのもとで結構
そこからまた踏ん張ればマル
落ちる由は見当たらぬ
人とて疾風になれるやも

幸とか
不幸とかでは
決してそれらはないのだが
空に
呼ばれてでもいるような
見えざる手が
そこには確かにあったのだ

運やら
勘やら
ゲタを放り投げる日々だ
来た道も
行く道もなかりせば
花月園で
花の男と成り上がりそうろう


「花月園」*


在海中
睡死了嗎

連我們都難下定論
花月園
櫻樹下走著

原本的原本你夠囉
雙腳再站穩我正解
找不到掉落的理由
人或許能適應暴風

幸運嗎
不幸嗎
絕對都不是
天空
像在呼喚我
看不見的手
確實在那裡

靠運氣
靠直覺
每天在扔木屐
將來路
將回程 斷絕根除
花月園裡
如花的男子伺機飛黃騰達


*橫濱市的競輪場,已於2010年閉館。「菊次郎的夏天」裡的競輪場

2014年6月1日 星期日

[音]ぜい肉な朝


詞曲:友川カズキ

「ぜい肉な朝」

若い鎖をぶらさげている
君は未知なる花の種子
どこぞか水なる母なるに
どこぞか光なす父なるに

死によって何かがちぎれるのだ
死により何もかもちぎれるのだ
ぜい肉な朝 ぜい肉な朝
起承転結となっちゃって

老いぼれとは肉のことではなく
狂おしくさびついた感覚のこと
アタマ振り振り 眼も振り振り
投げ出す場所さえあればの話

死によって何かがちぎれるのだ
死により何もかもちぎれるのだ
ぜい肉な朝 ぜい肉な朝
起承転結となっちゃって

自殺とはひとつの寿命のこと
凶々しい血族の出立のこと
どこぞか水なる母なるに
どこぞか光なす父なるに
供養船はまた色めきたち
たまさかのダンスをする ダンスをする
ぜい肉な朝 ぜい肉な朝
起承転結となっちゃって


「肥脂早晨」

懸掛著的嫩鏈條
不知名的花種子
何處有水即為母親
何處發光即為父親

依靠死亡撕碎什麼
因為死亡全都撕碎
肥脂早晨 肥脂早晨
有起有承有轉有合

老朽掉的不是肉體
是瘋狂生鏽的感受
頭晃阿晃 眼顫阿顫
求個豁出老命的所在

依靠死亡撕碎什麼
因為死亡全都撕碎
肥脂早晨 肥脂早晨
有起有承有轉有合

自殺結束一條命
不祥血緣的根源
何處有水即為母親
何處發光即為父親
供養船又如坐針氈
放寬心跳個舞 跳個舞
肥脂早晨 肥脂早晨
有起有承有轉有合


Photo by Wang-Chi-Guang(born September 30,1979)is the propaganda minister of this page. Vagrant,Drunkard,Mania Collector of everything. Tomokawa said Wang is like a strange dog. Translation by Huang-Jiun-Ren(born May 6,1980)is the Commander of this page. We all love Tomokawa very much.

2014年5月10日 星期六

[音]グッドフェローズ


詞曲:友川カズキ

「グッドフェローズ」

夢でも無きせぬものに
深く腰をとられている
夜まだ明けない青き夜に
寒い肉をつねられて
白い金魚草が咲く

ロングバイ! グッドフェローズ
ロングバイ! グッドフェローズ

よしはらのよし群れの中で
命あるものは みなまた
風のカタチを はや夢想する
犬にしろトンボにしろ私にしろ魚にしろ
治ゆを遠眼し壊れ続ける

ロングバイ! グッドフェローズ
ロングバイ! グッドフェローズ

それが天の手 あろうことか徒ら好きで
あるがごとしにいつわりの線をつむぐ
よし判ったオレはあっちの川の方へまわる
殺られたところで
何ぼのものでもありゃしねえよ
現在はどこだ 現在はどこだ

ロングバイ! グッドフェローズ
ロングバイ! グッドフェローズ


「好傢伙們」

夢裡猶未喪失的
壓著我直不起身
天猶未明的藍夜
抓撓著寒冷皮肉
開著白色金魚草

永別了! 好傢伙們
永別了! 好傢伙們

原野中蘆葦群聚
大夥又活跳跳地
飛快妄想著風的形狀
有狗有蜻蜓有我有魚
遠視治療持續崩壞中

永別了! 好傢伙們
永別了! 好傢伙們

天上的手 喜歡徒勞窺其存否
彷彿來回紡著不真實的線
好我知道了開始對河川轉
被打敗的是
哪還有什麼有價值的東西
現在是在哪 現在是在哪

永別了! 好傢伙們
永別了! 好傢伙們

2014年5月6日 星期二

[音]海物語


詞曲:友川カズキ

「海物語」

その日 私は少年とふたりで
ひねもす ガツガツと海物語やっていた
魚群もサムも一度も現れなかった
どこまで底が深いのか
デタラメに底が深いのか

その朝知人の訃報をきいた
酒とオイチョカブと野球をやったな

ヘロヘロになるまで酔いに体を任せて
寝呆けた私達の前に
決まって朝が突っ立っていた

男は含羞で「振り向けば恥」と
笑えない笑いで煙草を吹かせた
魚群もサムもちゃんちゃら可笑しい海物語
どこまで底が深いのか
デタラメに底が深いのか

ワルツを悲しくしたのは
枕元に立った照子さん
黒いハットで空を切り取った
言葉もなかりせば いっそ異界のその空を
ただ猛然と駆け抜けるのみ
ただ猛然と駆け抜けるのみ


「海物語」

那天我與少年兩個人
不眠不休狂賭海物語
魚群與海男都沒出現
到底海底是有多深
荒誕的海底是有多深

晨間聽聞朋友的訃音
曾喝酒玩花牌跟打野球

隨醉意擺佈攤成爛泥
起床渾渾噩噩的我們
早晨絕對聳立在眼前

害羞的男孩「回頭都覺羞恥」
皮笑肉不笑吞雲吐霧
魚群與海男滑稽可笑的海物語
到底海底是有多深
荒誕的海底是有多深

跳著悲傷的華爾滋
在床頭直立的照子
用黑帽裁切著天空
若無言以對 就朝異界天空
僅能猛然直穿過去
僅能猛然直穿過去

2014年5月5日 星期一

[音]兄のレコード


詞曲:友川カズキ

「兄のレコード」

兄のレコードが鳴ってる
私にだけ私が見えない
まばらな樹木の中に
ソニーロリンズがいた

青い系クズを集める
三種の町で唄った
走っているとばかり思っていたが
気がつくとさっきの場所にいた

兄のレコードが鳴ってる
身の程は狂おしさの起点
食べること眠ること飛ぶこと
あさっての方角へ飛ぶこと

音や形や言葉から
のがれた途端やにわに
色彩にはや捕まり
コリャ抜きさしならぬユメ

石畳が霧雨に濡れてる
グラスゴーのジャズメンは眠ったか
辻にウッドベースが刺さる
水鳥が旗のように揺れる

ドアを蹴破り弾けたか
ラリったきれいな若者ふたり
マックのネオンは上気し
私めサーティミニッツウォーキング

白い地球儀に墨を垂らし
五つの雁首グルグル回せ
花持ていざ来ん尖った犬
来たこらさっさ ロンドン ロンドン


「哥哥的唱片」

哥哥的唱片在吟唱
只有我看不清我*
稀疏零落的樹林裡
那是Sonny Rollins

收集藍色的線渣
在三種町歌唱
才在想已經跑開
卻發現還在原處

哥哥的唱片在吟唱
自身是發狂的起點
進食就寢與飛翔
朝著明天的明天飛去

聲音形狀與言語
倉皇逃離猛然間
快速地被色彩擄獲
哎呀動彈不得的夢

煙雨潤濕的石板路
格拉斯哥的爵士樂手們睡了嗎
扎進道路的大提琴
水鳥如旗搖搖晃晃

門是被踢爆了嗎
兩個嗑掛美少年
麥當勞霓虹燈漲紅臉
鄙人三十分鐘的散步

墨汁淌在白地球儀
五個人頭暈頭轉向
神氣狗叼著花來囉
碎步抵達 倫敦 倫敦


*友川曰:大家一直說我沒變,我自認一直在變啊

2014年5月4日 星期日

[文]這是地獄

文:李崇瑋

搭不上末班客運回新竹的週日午夜過後,
在轉運站稍事休憩,
讀了幾頁白朗修,
便動身離開往街道上毫無新意地尋找有座位的便利商店。
徹夜未眠,
獨自漫步在深夜人影幾稀的台北街道,
已經是很久以前才會做的事了。
當時依然輕狂、缺乏足夠自信也遠比如今更為偏執,
唯有夜裡清醒自在。
但現在,卻有種不安,
覺得這個時刻還在街道上遊蕩的男人可不值得信賴,
你難以確定他是否是幽魂、瘋狂或是野獸。
為了減輕這樣的感受,我不時以法文自言自語,
街道上數不清橙黃的溫暖燈光把一切照亮得彷彿毫不真實,
一度使人懷疑這只是某個人的回憶或夢的場景。
順著道路,其實不知道該往何處尋找我想找的那間有座位的便利商店,
偶然經過巷口轉頭一瞥,發現路正中央一隻貓仰望著不知何物,
趕緊拿出手機捕捉這難得的畫面後繼續前進。
市民大道、中山北路、長安東路接著林森北路。
林森北路?頓時心中有些掛慮,眼前是歡場的集散區,
年少時曾經嚮往其中風塵女子的滄桑、老練和危險,
那種天真的想像已不復存。
現在路過一扇又一扇的慾望之門,卻覺得內心惶恐,
「這是地獄」,
不是西方的也不是東方的,
那是受感官所主宰最細緻而放縱張狂的象徵表達。
我不禁想到我確定無法像友川那樣過活,
既不願放浪無賴卻也不願只能以原則秩序來運作。
而就在這樣反思的期間,
總算找到一間便利商店讓我小睡片刻,
再讀個幾頁白朗修催眠自己吧。
凌晨四點半,頭班六點發車,
差不多該往轉運站移動了。
外頭有點冷,我一身輕便短袖短褲運動涼鞋,
穿越街道時,風吹來竟有點孤單,
第一個念頭卻是想起A。
是否在夜深人靜最能面對自己內心的渴望時,
你最直接想到的就是你最需要的?
我不知道,我也嘗試遺忘、嘗試別的可能,
只是遠比我想像的困難多了。他碼的真的。

2014年5月3日 星期六

[音]わかば


詞曲:友川カズキ

「わかば」

わかばを喫っている横で彼は
「海辺のカフカ」を一切に読んでいる

終わりようのない時間というのも
あるのかも知れない
無数の言葉が空々しく聞こえるのは
そのせいだ

肉体はそげ落ちて 眼球と活字だけ
紫煙の中にあっけなく浮かんでる

午前四時多摩川べりで
若者が爆竹を鳴らしている
パトカーのサイレンの音が
化学物質のようにどんどんでかくなる

一人でもないけど みんなでもないのだ
まして国がひとつなどであるものか

一億二千万人を人質にしての
安全安心というのは何たることか


「若葉」

抽著若葉牌他在旁邊
把「海邊的卡夫卡」全唸過一次

時間像是沒有盡頭
或許是有吧
無數的言語聽來偽善
都是它的錯

肉體削落 眼球與鉛字
紫煙裡意猶未盡沉浮著

清晨四點多摩川邊
年輕人在放著爆竹
巡邏警車的鳴笛聲
化學物質般漸漸擴散

雖不是一個人 也不是什麼大眾
那還能說國家是一體的嗎

把一億兩千萬人當人質
吹噓著安全安心是啥小

2014年5月2日 星期五

[音]復讐バーボン


詞曲:友川カズキ

「復讐バーボン」

花ではない 黄色が拡がってる
永遠とは 刹那のことである
とっくの昔に明日は終わった
静かならざる狂おしい夕暮れに

したたかにあおっているのは
しあさっての復讐の
復讐バーボンのロック

ピラピラの鳥の とさかのように
音に手を引かれて 言葉がやって来た
いまだハナったれの頃
「てやんでぇ」は皆馬ソリに乗っていた
当たらずも遠からず愛憎のるつぼ

島国の夏 絶望のヒョロ長い島
葉ザクラの風 腰抜けになっちまった
下野毛の現実は一切容赦がない
机上の浮わっ面は唾棄に価する

隣室の ギャンブラーが死んだ
それとて朝は 何の変哲もない
積み上がった平和論 崩れ去る砂
流れに逆らわなければ虚無は終わらない


「復仇波本」

這不是花 渲染的黃
所謂永遠 即剎那
許久之前明日早完結
不得平靜發狂的夕陽下

大口狂飲的是
大後天的復仇
復仇波本加冰塊

恰似撲棱撲棱的雞冠
手引領樂音 言語就來到
還掛著兩行鼻涕的時候
「在講啥小」大伙乘著馬橇
不中亦不遠的愛恨坩鍋

島國的夏天 絕望的瘦長島嶼
無花的櫻樹 風裡的窩囊廢
下野毛的現實不赦免一切
浮在桌面的臉剩唾棄價值

在鄰室的賭徒已然死去
這早晨與往常沒有兩樣
積累的和平論 崩潰散去的沙
再不設法阻止 虛無會無窮無盡

2014年5月1日 星期四

[音]いくつになっても遊びたい


詞曲:友川カズキ

「いくつになっても遊びたい」

自分のことをタナに上げて49年
怒り続けたまま49年
抵抗は48などでは済まされず
はてさて酔いは酒にとどまらず
いくつになっても遊びたい

車券を握る手でコップをつかみ
ギターを持つ手でコップをつかみ
絵筆を持つ手でコップをつかみ
はてさて雲までつかもうとする
いくつになっても遊びたい

そもそも私は品行方正ではありません
自分の吐いたツバをかぶることも度々です
己を押し出して行くしか術なしです
現は抜かすためにあるのです
いくつになっても遊びたい

人の話はあまりきかない方です
自分を信じているからでもないです
あいまいなものはあいまいのまま美しい
決着はじきについてしまいます
いくつになっても遊びたい


「不管到幾歲都想玩」

將自己束之高閣49年
持續憤怒著的49年
48年來的抵抗還不夠
哎唷不停喝酒喝到醉
不管到幾歲都想玩

用捏賭票的手揪住酒杯
用拿吉他的手揪住酒杯
用握畫筆的手揪住酒杯
哎唷到雲之前都能揪住
不管到幾歲都想玩

本來我品行就不端不正
屢次被自噴的唾沫覆蓋
無奈只好將自己推擠出局
都是為了能魂不守舍
不管到幾歲都想玩

不太聽人們說的話
我連自己都信不過
曖昧的曖昧下去才美麗
高下馬上就見分曉
不管到幾歲都想玩

2014年4月16日 星期三

2014年4月15日 星期二

[畫]青空3031


畫:友川かずき(Tomokawa Kazuki)
文:立松和平
譯:橙子

他拿着皮箱和雨伞迈开脚,大步走到我面前,把手放在我头上,

「是你救了我呢。说不准你是个小小的神。」

我头顶上的重量一下子消失,天空洒下蓝色的光,男人满脸微笑。

「啊,谢谢了。代我向你父母问好。我走啦。」

幼小的我小心地点点头,男人转身走了出去,再也没有回头。发黑的功德牌小屋,像是在绿色火焰的包围中燃烧着。

2014年4月14日 星期一

[畫]青空2829


畫:友川かずき(Tomokawa Kazuki)
文:立松和平
譯:橙子

他朝着我,用演说的语气说,

「你的父母是健全善良的市民,伟大的劳动者。我很羡慕,像你父母那样的人。我的家被烧掉,所有亲人都死了,只有去赴死的我活了下来。已经没有可以回的家,却还是走了回来。我什么都懂。什么都懂却什么都做不了。也什么都不想做。这种人该怎么办呐?天真无邪的你给了我方向。我打算飘然去旅行,本想离开前把这房子烧了,为了不再回来。虽然住了有两年,也不过就是墓地捡来的材料搭起来的东西。不用十分钟就能烧干净吧。但是,算了。做这种事,只是惹人烦,给善良勤劳的大众带来不安。既然是飘然的旅行,就该飘然地离开才对。」

2014年4月13日 星期日

[畫]青空2627


畫:友川かずき(Tomokawa Kazuki)
文:立松和平
譯:橙子

玉米叶都朝向天空直立着。稍稍砍出的一小块空地上,就是那功德牌的窝棚。

「卖鸡蛋那家的孩子吧。」

男人两手抱胸,站在小屋前对我说。他没穿平时的军裤和背心,而是穿了件淡茶色的西装,还拿上了大皮箱和长柄伞。

2014年4月12日 星期六

[畫]青空2425


畫:友川かずき(Tomokawa Kazuki)
文:立松和平
譯:橙子

我走了出去,从院子的草地走过,湿透了球鞋。路上的小石子慢慢晒干,浮起一股带着灰尘味儿的阳光味儿。

穿过几户人家,每家都比我家房子大。住家密密麻麻的只有这一带,走过第一个十字路口,前面就是田地了。

2014年4月11日 星期五

[畫]青空2223


畫:友川かずき(Tomokawa Kazuki)
文:立松和平
譯:橙子

我坐在门口走廊上,看着终于不再狂暴的雨水,看着雨后的院子。青草、隔壁的一排罗汉松,都吸足了雨水活了过来。阳光穿过流动的云的间隙,我眼前的一切都闪闪发光。

2014年4月10日 星期四

[畫]青空2021


畫:友川かずき(Tomokawa Kazuki)
文:立松和平
譯:橙子

她们沉默下来。话题里的军裤男出现了。他跟妈妈说,

「我帮你们打点儿水吧,闲得难受呢。」

「那洗澡水就拜托啦。」

听妈妈这么说,他笑着点点头,拿起草地上的两只水桶。他在井口拉起井绳,洗衣服的主妇倒掉了盆里的脏水。

男人一边哼歌一边打水,满满一桶打上来,用手舀了一口喝,顺便又洗了把脸,然后左右拎上两桶水,消失在我家厨房边门。很快又出来,回到原路。

2014年4月9日 星期三

[畫]青空1819


畫:友川かずき(Tomokawa Kazuki)
文:立松和平
譯:橙子

附近的主妇抱着洗衣盆,一见妈妈就大声说,

「哎,大姐,昨天半夜里真吵得慌。就有人那么招人烦,大声嚷嚷来着吧。」

两人一起洗起衣服。主妇扯着嗓子继续讲,

「后头玉米地里,有个男的搭了个乱糟糟的窝棚。又不是他的地方,是中岛飞机职工宿舍的地,虽然空袭是给烧了个干净。听说是个飞行预科生,志愿参加特攻队的。出击的时候,飞机出了故障半路返回,结果就他活了下来。真是命好,活下来是中岛飞机的问题,到死都有公司照应,还能随便在那地里搭窝棚。」

2014年4月8日 星期二

[畫]青空1617


畫:友川かずき(Tomokawa Kazuki)
文:立松和平
譯:橙子

我蹲在地上,拨开草叶看蚂蚁。一眼望去,都是蚂蚁。不知蚂蚁是不是知道我这么看着它们。从草叶的阴影下爬到阳光中,蚂蚁全身闪着黑色的光。

「那么喜欢蚂蚁啊。把你生成蚂蚁就好了。」

妈妈在水井旁洗衣服。

2014年4月7日 星期一

[畫]青空1415


畫:友川かずき(Tomokawa Kazuki)
文:立松和平
譯:橙子

阳光下,爸爸把筐里堆成小山的鸡蛋一个个拿出来,小心翼翼地摆在铺了谷壳的苹果箱里。白色的鸡蛋在阳光的照射下,几乎透明,看起来很温暖。但我只能看着。因为曾经掉地上打碎过,爸妈就不再让我动手了。摆完一层,爸爸从旁边苹果箱里捧出一捧谷壳,抖落在鸡蛋上,鸡蛋慢慢沉入黄色的谷壳中。

2014年4月6日 星期日

[畫]青空1213


畫:友川かずき(Tomokawa Kazuki)
文:立松和平
譯:橙子

妈妈开发了我们自己的商品——鸡蛋。

我常常跟着爸爸去进鸡蛋。爸爸在自行车的把手和坐垫之间给我打了个木头椅子,我就坐在那上面,身子随着爸爸踩踏板的节奏摇晃。我喜欢看自行车两侧退去的风景。从住宅间穿行而出,越过铁道,跨过河流,一路下去,周围的风景被染成一水儿的绿色。我们已置身田野之中。

2014年4月5日 星期六

[畫]青空1011


畫:友川かずき(Tomokawa Kazuki)
文:立松和平
譯:橙子

妈妈的小卖店生意很好,主要是附近没有别的店。比我还高的玻璃柜里摆着面包跟和菓子,顶上一排玻璃瓶,装着容易受潮的仙贝跟华夫饼干。请人做了玻璃盖的木盒,放腌海产和零食。还有小孩最喜欢的抽签、大奖礼包和奶糖。罐头、汽水、清凉糖也是摆多少都能卖完。

2014年4月4日 星期五

[畫]青空0809


畫:友川かずき(Tomokawa Kazuki)
文:立松和平
譯:橙子

我家只有六榻榻米的一个房间,另外连着间差不多六榻榻米的小店对着马路。生活在有水井的家里,对幼小的我来说可能是件颇为得意的事。大家都会来我家。别人打了水,爸妈也不会说什么。地下流淌着美丽的河流,水怎么打也不会打空。我的家就漂浮在河的正中。我在院子里竖着耳朵听水声,空气里一直飘荡着水的气味。

2014年4月1日 星期二

[畫]青空0607

青空Cover
青空Title
青空0203
青空0405


畫:友川かずき(Tomokawa Kazuki)
文:立松和平
譯:橙子

我认识那个年轻人的家,骑在爸爸脖子上去那边探过险。玉米地像整片燃烧的绿色火焰,他就在那儿搭了个窝棚,一个人过。那时,那种窝棚已经很少见了。

他的小屋给我印象最深的是,在苹果箱鱼箱拆出来的板子搭成的墙壁上,还横钉着一块木板功德牌。梵文啊戒名啊墨迹都已经模糊不清,但一头是塔状的尖顶,一看就知道是从墓地拿来的。

2014年3月25日 星期二

[音]歩道橋


詞曲:友川カズキ

「歩道橋」

歩道橋の上から哀が見える
汗を拭き乍らセールスマン風の男が歩いてく
かごの中で鳥は狂い乍ら死んだ
枯れてうつむく赤いとうがらしの花

歩道橋の上から哀が見える
僕死ぬのは厭だ 僕死ぬのは厭だ僕
歌はひとつの「かご」かもしれないな


自動車ー弟、友春君への詩

吠え面をヒューヒューかくようなスピードで
空漠の中を若い自動車達が走って行った
その後を追うように文句を沢山用意して警察の自動車が走って行った
そんな事よりすべてを土に返せばいいんだと葬儀屋の自動車が走って行った
幸福を幾つも笑った数字で表し乍ら結婚式場の自動車が走って行った
四角く茶色い風景の中でリヤカーに腰掛けた老人がそれをじっと視ていた
俺は石に坐ってその老人をじっと視ていた
首に手拭いをしたまっ黒な優しい顔立ちだった
この老人と俺はいつ一緒になるのだろう
法律と人生は自動車よりももっともっとスピードが速いかのようだ
気が付いた時にはそこにはもう俺も老人も居なかった
静かに遠いエジプトの砂ぼこりが少女のように舞っていた
今思い返してみるとあの自動車を運轉していた人達は
みんな俺の青春だったような気もするし
時間ばっかりやたらとかける三流絵描きの故里だったような気もする
はっきり憶えている事は夫々画用紙の顔をしていて
首から拳銃をぶらさげていた事だ
走り乍ら拳銃を撃つのはむずかしいんだろうか
ねえ君は知ってるんだろう ねえ君こそ知ってるんだろう
走り乍ら拳銃を撃つのはむずかしいんだろうか
気の強い男の眼玉が花火のように今打ち上げられた


「天橋」

從天橋上看見哀痛
銷售員模樣的男人擦著汗走著
籠中鳥在發狂死去
枯萎下垂的紅辣椒花

從天橋上看見哀痛
我討厭死亡 我討厭死亡
或許歌本身就是一個「籠」


汽車-給弟弟友春的詩

咻咻如刀割般的速度劃在泣臉上
曠野裡年輕的汽車們正快速跑著
在後追趕的是積滿抱怨的警察車
將一切全倒返土裡才好的葬儀車
把笑幾次量化為幸福的結婚禮車
方正的褐色風景靠在兩輪拖車的老人直視著
而我坐在石頭上直視著那老人
毛巾掛脖頸一張黝黑溫柔的臉
我到底是何時跟這老人同路的
法律與人生比汽車的速度要快上非常非常多
回過神那邊已經沒有老人沒有我
遙遠靜謐的埃及沙塵如少女舞著
現在回顧那些駕駛汽車的駕駛們
大家就像是我的青春
那時淨是胡搞瞎搞三流望鄉繪畫
清楚記得邊在那各式畫紙畫上臉
脖頸邊懸掛著手槍的事
邊跑著邊發射手槍是很難的事吧
喂你知道吧 喂你才會知道吧
邊跑著邊發射手槍是很難的事吧
如今堅強男人被往上擊打的眼球如煙火迸射

2014年3月20日 星期四

[音]囚われのうた


詞曲:友川カズキ

「囚われのうた」

つながれている人は泣いていない
泣くよりも泣くよりも悲しいのだ
朝陽も夕陽も何もない
あるのは静寂と闇と怒り
何クソ! 肉体と魂
何クソ! 肉体と魂

神経がくたくたに擦りへってゆく
絶望の刃が今振り下ろされる
時は一九七四年
誰ももはや知らぬふりは出来ない
何クソ! 肉体と魂
何クソ! 肉体と魂

春は来たに風が来ない
花の咲く音が今きこえた
権力は思想に恐怖を抱き
理想は肉親に弱気になる
何クソ! 肉体と魂
何クソ! 肉体と魂

地図の上 朝鮮国に黒々と
墨を塗りつつ 秋風を聴く

どうってことあねえよ
朝鮮野郎の血を吸って咲く菊の花さ
かっぱらっていった鉄の器を溶かして
鍛え上げた日本刀さ


「俘虜之歌」

被縛住的人們沒有哭
比哭泣還沉痛的悲傷
朝陽夕陽甚麼都沒有
只有寂靜黑暗與憤怒
可恨哪!肉體與靈魂
可恨哪!肉體與靈魂

神經疲憊不堪磨損
絕望利刃已然落下
時間是一九七四年
誰還假裝無法理解
可恨哪!肉體與靈魂
可恨哪!肉體與靈魂

春天到來風沒過來
現在傳來花綻聲響
權力對思想抱有恐懼
理想對血親膽怯不安
可恨哪!肉體與靈魂
可恨哪!肉體與靈魂

地圖上 將朝鮮國*
塗染成黑 聽秋風

這哪有什麼大不了的*
吸飽朝鮮傢伙的鮮血綻放的菊花
將偷偷摸摸竊取來的鐵器熔化
鍛造煉成日本刀


*出自石川啄木
*出自金芝河

2014年3月13日 星期四

[音]ズンドコ節


原唱:小林旭 原詞:西沢爽 補曲:遠藤実

「ズンドコ節」

街のみんながふりかえる 青い夜風もふりかえる
君と僕とを振り返る そんな気がする恋の夜
散歩しようか踊ろうか 一緒に言いましょアイラブユー
グットナイトと二人に ウインクしている街灯り

グラス並べてもう一度 君の笑顔をもう一度
僕に送れよもう一度 とても命が燃える夜
一年前には知らなんだ 半年前にも知らなんだ
若い二人がいつの間に こんなになるとは知らなんだ

街の夜更けをただひとり 君と別れてただひとり
恋のせつなさただひとり だいて戻れば 星がふる
今夜もあの娘を 夢で見る 逢いたい見たいと 夢で見る
夢を見なけりゃ なんで見る 見るまで一日寝て暮らす


「海軍小調」

街上每個人都在回頭 藍色夜風也在回頭
回頭看著妳和我 那樣的戀愛夜晚
散步吧跳舞吧 一起說I Love You吧
對兩人說Good Night的 街燈眨著眼

再次擺上酒杯 再次把妳的笑臉
送來我身邊 這樣燃燒生命的夜
不知道是一年前 還是半年前
年輕的兩人是何時 變成這樣

深夜街道剰我一人 與妳分別剩我一人
戀愛痛苦剩我一人 還能回去抱妳嗎 星星落下
今晚要在夢裡見到她 想見她想看她只能在夢裡
不做夢怎能見面 那就睡覺度日直到夢見她

2014年3月9日 星期日

[音]ダダの日


詞:友川カズキ
曲:河村光陽

「ダダの日」

ダダの日 ダダの日 ダダの空
アタマはあの世へ先送り
手足だけがバタバタ ダダ遊ぶ

ダダの子 ダダの子 ダダの朝
よそからいらした叔父さまは
用事もないのですぐ解散

ヨイショヨイショ
ヨイショヨイショ 夕刻に
よそからいらした叔母さまは
遠心力でグッドバイバイ

よっしゃよっしゃ
よっしゃよっしゃ ダダ遊び
インクもチョチョ切れて匂い立つ
新吉高橋ダダ遊ぶ


「達達日子」

達達日子 達達日子 達達天空
腦袋先送往極樂世界
手腳在這裡趴搭趴搭 達達遊玩

達達孩子 達達孩子 達達早晨
叔父老遠大駕光臨
無事可做就地解散

嘿咻嘿咻
嘿咻嘿咻 太陽下山
叔母老遠大駕光臨
靠離心力再見再見

好耶好耶
好耶好耶 達達遊玩
墨水潸然香氣四溢
新吉高橋達達遊玩

2014年3月4日 星期二

[畫]祖父



灌滿高粱的大姑丈
披掛著女婿孝服
醉醺醺的在五七落跑
三國蹦出的小流氓

孝女白瓊像母毛蟲
小毛蟲滿地爬阿爬
有黃色的有白色的
學人站著的在哀嚎

脫個精光沐浴摸鳥
耳鳴是轟隆隆作響
來了一群開路女妖精
嗚嗚嚕嚕 噪音翻土
淚流成河 棺木的奇幻漂流
身體痙攣 生死難辨

弄樓的舉著雨傘
滾落到地上的火圈
師公們互相追逐打屁股
黯淡的紅蝴蝶上下翻飛
哈哈大笑 我卻呼嚕亂叫
撿破爛的方姑姑説你這會痛
你是不是有偷喝酒 別在我面前抽菸

二叔 請你幫我阿爸封釘
最後兩字哽咽 紅目達仔
女人的淚在這裡不值錢
除了未亡人的那聲長嘯

搖阿搖 搖你翻過檳榔橋
那個吹喇叭的內褲是黑色的
那隻在靈前飛的蝴蝶是白色的
那群吃著冬筍的臉是紅色的
在車燈前奔跑的兔屁股是粉色的
跟未過門女婿的喪服顏色一樣
那樣光滑圓潤 讓人想入非非

庫錢的火燄烤著栗樹
彎下了腰 流出了汁液
我卻直挺站著 仰望被取走的星星
台幣一萬的洋房 那裡值多少錢
火神的彎曲思緒根根衝破頭
七竅生煙 腦袋肝臟批哩啪啦響
好像急性心肌梗塞
我試著不哭出來
鼻涕從我的屁眼流出來

2014/3/4

2014年3月3日 星期一

[音]さすらい


原唱:小林旭 原詞:西沢爽 原曲:狛林正一
翻譯:橙子

「さすらい」

夜がまた来る 思い出つれて
おれを泣かせに 足音もなく
なにをいまさら つらくはないが
旅の灯りが 遠く遠く うるむよ

知らぬ他国を 流れ ながれて
過ぎてゆくのさ 夜風のように
恋に 生きたら 楽しかろうが
どうせ死ぬまで ひとり ひとりぼっちさ

あとをふりむきゃ こころ細いよ
それでなくとも 遙かな旅路
いつになったら この淋しさが
消える日があろ 今日も 今日も旅ゆく


「飘泊」

夜还会来 带着回忆
甚至没有让我哭泣的脚步声
事到如今 痛苦已无从说起
但旅灯 还在遥远的远方 发出朦胧的光

在陌生的他乡 流浪 流浪
飘泊而过 如夜风一般
活在恋爱中 或许令人愉悦
但终究到死都是一个人 自己一个人

回首来路 不免心慌
旅途已经太过遥远
究竟何时 这寂寞
才会消散 今天也是 今天也是继续上路

2014年2月12日 星期三

[音]青い水赤い水


一部:至道無難禅師 詞曲:友川カズキ

「青い水赤い水」

急ぎてやもし
もし手の中に 花あらば
あてどの季節が
固く凍れても指先を
空にかざせば 青い水赤い水

仮そめじゃなく
具体をしたいのだ 声あらば
つねれば痛い
肉があり口惜しさがある
ままのままじゃ許さない 青い水

生きながら
死人となりて なり果てて
思いのままに
する業ぞ 業ぞよき
水流るるに 似たる幻は 現し身

おのが身に
ばかさるるをば 知らずして
きつねたぬきを
おそれぬるかな おそれぬるかな
息せき切らせて走り抜けるのは 赤い水


「青水赤水」

若真如此急迫
那希望手中能 有花朵
在某個季節裡
被凍僵的手指
指縫裡的天空 青水赤水

不是突發奇想
想要掌握聲音 具體的
捏著皮肉會痛
絕望同樣痛苦
這樣不被原諒 青色的水

一邊活著
變成死人 直到最後
這樣想著
是業報吧 業報也好
水潺潺流 如夢似幻 現出肉身

在我的肉身裡
是笨蛋猴子嗎 我不知道
是狐與狸幻象
真是令人害怕 令人畏懼
呼吸紊亂 快速疾走 赤色的水

2014年2月11日 星期二

[音]絵の具の空


詞曲:友川カズキ

1:井戸の中で神様が泣いていた
2:絵の具の空

「絵の具の空」

あの角を曲がればと
いつもいつも思ってた
花咲く頃はことさらに
カカトを強く打ちつけた

空はどこまでも天高く
私ら魂吸い込んで
その殘酷な青さいつか
傷つけたいと思っていた

春でも夏でもなかったような
長い時節のさら底を
ハダカでさまよっているようだ
はくせい獣 声がする

オッホオッホ呼ばれても
戻るカカトがすでにない
いつかめざした角さえも
茫洋霧がけむってた

絵の具の空のまばたきは
青く硬く澄んでいた
絵の具の空のまばたきは
青く硬く澄んでいた


「塗料的天空」

一繞過那轉角
我經常妄想著
若花兒是盛開
腳跟會被擊垮

天空到處遼闊巨大
吸噬著我們的靈魂
早晚將那殘酷青色
賦予傷害

不是春天不是夏天
漫長歲月的皿底
有赤裸徬徨著的
野獸標本在吼叫

嗚吼嗚吼大叫
腳跟已無法回復
之前鎖定的轉角
已湮成茫然巨霧

塗料的天空瞬間
又藍又硬變澄淨
塗料的天空瞬間
又藍又硬變澄淨

2014年2月10日 星期一

[音]馬の耳に万車券


詞曲:友川カズキ

「馬の耳に万車券」

寒波襲来の翌朝
日がまだ明け切らない中
タバコを買いに外へ出たらば
ふいに男に呼び止められた

犬を散歩しているヤクザであった

目を逸らさずドヤ顔で男は
「今日の伏見はカタいかね」
と競輪のことを訊くので

「スンナリなら連は外さないでしょう」
と答えたら
「穴はどこかね」と再度訊くので

「それは戦わないラインでしょう」
と言うや否や
ふたつの白い息は闇に紛れて消えた

よもやか案の定か伏見はとんで
2万円台の万シュウになり
私はそれを少しおさえていた
件の彼はさてはて

男と犬は今でも私の中で
白い息をホンホンと吐き続けている

馬の耳に万車券
瞑想は時にほぞをかむことでもある

他力本願のしがなさに
アダ花はいたしかたなし
アダ花はいたしかたなし

咽からヤンチャな手が出たのだよ


「馬耳東風的百倍競輪券」

寒流襲來的隔日清晨
天色還未全明之際
外出買香菸
突然被男聲喚住

一個在遛著狗的黑道

洋洋得意眼睛直瞪著
「今天比賽伏見選手可以吧」
這樣問著我競輪的事

「順利的話不會掉出前兩名」
我這樣子回答後
「他第二的話誰會第一」他繼續問

「是在後面伏擊的第三隊伍吧」
我話一說出口
兩條白色鼻息就混雜消散在黑暗裡

是萬沒想到還是果不其然 伏見輸了
賠率達到了兩百多倍
這其中我有買了一些
不知那個男人怎麼買

男人與狗直到現在依然在我內心
確實地噗噗噗吐著白色鼻息

馬耳東風的百倍競輪券
默想時還是常悔恨萬分

仰賴他人是沒有前途的
不會結果的花你拿他沒輒
不會結果的花你拿他沒輒

調皮貪婪的手從咽喉伸出

2014年2月9日 星期日

[音]木々は春


詞曲:友川カズキ

「木々は春」

青空に群がる
淫蕩な男どもよ
喉仏の何と細く青い事
今すぐにでもさ
減らず口を叩いてさ
胸という胸の悲しみを語ってしまいそうだ

海静か 魂は病み
人々疲れ 木々は春

オーイと叫んでいるのに
誰も応えてくれない
誰も居ないのかと思うと ちゃんと居る
明るく瑞々しいものの
切なくならないよう
誰かれなく今は祈るだけだ

道尽きて 土香り
風失せて 木々は春

宝クジを買っている
老人の背骨に
ある種のオドつく懸命さがある
それはあたかも
オレ自身の傲慢さにも似て
僅かなもので懐かしいものだ

錆付いて夢 雪は花
払いのけて今日 木々は春

立去る者 居殘る者
疾風迅雷 木々は春

色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず


「群木為春」

在藍天聚集著
淫蕩的男人們
喉結處卡著瘦青玩意
現在馬上就要
放肆胡言亂語
似會道出胸中全部悲傷

大海寧靜 魂魄有病
眾人俱疲 群木為春

喂大聲喊叫
卻無人應答
是沒人在嗎 又都好好在那
明亮鮮妍的事物
不要變得淒楚
現在任誰都只能祈禱

道路窮盡 土吐清香
風消散去 群木為春

買著彩券的
老人的脊椎
挾著不安拼搏的種子
那看起來直像
我自身的傲慢
微不足道令人懷念

鏽蝕的夢 雪變花朵
今日拂去 群木為春

行即遠去 居此留存
疾風迅雷 群木為春

盛開芬芳 終會凋謝*
世間眾生 諸行無常
俗世深山 今將越過
不再耽溺 沉醉於夢


*出自伊呂波歌

2014年2月8日 星期六

[圖]こずき合う白髮のご両人


心斎橋 ジャニス(大阪)2014/01/29

2014年2月7日 星期五

[畫]青空0405


畫:友川かずき(Tomokawa Kazuki)
文:立松和平
譯:橙子

一个路过的男人进来,喝了点水,洗了把脸,又就着桶里的水当镜子刮了胡子。见我站在院子里,他取下挂在腰上的毛巾,边擦脸边说,

「你,是这家的孩子么?」

是个年轻人。晃晃荡荡的军裤,走了形的背心。夏天的阳光把脸晒得生疼。

2014年2月6日 星期四

[音]夜遊び


詞曲:友川カズキ

「夜遊び」

柿は耳でコオロギを聴く
光る夜に頬紅は落ち
捨て身も惑いも直立のまま
裸身はさかさに泥雲になる
ワルツのステップ 架空のダンスだ

来る日怒濤の点ではあった
夏の子等は跡形もない
吠え面で結んだ相槌だけが
生け年者の手だてではある
ワルツのステップ 架空のダンスだ

「騙された責任 騙した責任」
卑しさだけが刻印された
兔ではないから人ではあるか
赤い舌ベラベラの人ではあるか
ワルツのステップ 架空のダンスだ

咎とケガレは地獄の面よ
桃色の背中が降りつむ棲家
何かしら光が立つのであれば
哀れは語るな 哀れは語るな
ワルツのステップ 架空のダンスだ


「夜遊」

柿子張耳聽蟋蟀
發光的夜裡腮紅褪落
搏命與困惑高聳矗立
一絲不掛倒像泥塊雲朵
華爾滋步伐 架空的舞蹈

接踵而至的點點怒濤
夏日的孩子們無影無蹤
終究只能臉色難看地附和
飽經世故識途老馬的對策
華爾滋步伐 架空的舞蹈

「被騙的責任 騙人的責任」
刻在臉上的卑鄙兩字
不是兔子就會是人嗎
有吐著赤舌滔滔不絕的人嗎
華爾滋步伐 架空的舞蹈

罪責與污穢都是地獄面向
沉落桃色後背堆累成棲處
還是有什麼光在昇起著
別淨說哀事 別淨說哀事
華爾滋步伐 架空的舞蹈

2014年2月5日 星期三

[詩]及位覚_猫

from:及位覚 遺稿詩集 18/19

「猫」

猫がいる
言葉の思い出せない
小汚い毛をした猫がいる
真昼のするどい日射した
小憎らしく刺繍されたカーテンの花が炎えていようが
死ぬことも考らえれぬ猫がいる
生臭くタラタラと脂のこぼれている魚をくわえながら
ミェヤアーミェヤアーと細く夜にとおるような
己の声を闇にして
気味悪くもうっとり出来る感性を持った猫がいる
腹では可愛い子供が育っていると信じ込み
ガツガツと腐りかけたヘビをほおばって
誰一人として近づけぬほら穴で
ミェヤアーミェヤアーとなきながらうっとりしている猫がいる


「貓」


忘記該怎麼言語
有著髒毛的貓
正午射下銳利光芒
似微憎的繡在窗簾上的花要燒起來
不會思慮死亡的貓
叼著漫溢腥味油脂滴落的魚
這樣喵喵叫的度過細長夜晚
自己在暗處叫著
惡臭中恍惚發出感性聲響的貓
深信著腹中養育著可愛的小孩
無懨的張嘴吞下腐敗的蛇
在沒人會靠近的洞窟
恍惚鳴著喵喵叫的貓

2014年1月13日 星期一

[音]わが喫煙


詩:中原中也 曲:友川カズキ

「わが喫煙」

おまへのその 白い二本の脛が
夕暮 港の町の寒い夕暮
によきによきと ペエヴの上を歩むのだ
店々に灯がついて 灯がついて
私がそれをみながら歩いてゐると
おまへが声をかけるのだ
どつかにはひつて憩みませうよと

そこで私は 橋や荷足を見残しながら
レストオランに這入るのだ
わんわんいふ喧騒 むつとするスチーム
さても此処は別世界
そこで私は 時宜にも合はないおまへの陽気な顔を眺め
かなしく煙草を吹かすのだ
一服 一服 吹かすのだ


「吸菸的我」

妳那兩條白皙的腿
夕陽 在港灣街道的寒冷夕陽
依次在人行道走著
店家們燃起了燈 燃起了燈
我邊看邊走著
妳喚著我
要不要找個地方休息一下

我把橋與小船拋在腦後
走進了餐館
哇哇喧鬧的場景 惡臭悶熱的蒸氣
這是一個異世界
此時我看著妳 不合時宜神采奕奕的臉蛋
點起香菸 悲傷的
一口 一口 吸著

2014年1月11日 星期六

[圖]本牧の夜


ゴールデンカップ(横浜) 2013/12/15

2014年1月10日 星期五

[音]昏酔然


詞曲:友川カズキ

「昏酔然」

眠ったように死んでいるのか
死んだように眠っているのか
ままあること げに空おそろしき
まっすぐ転落する魂に
投げた花は届くのか
私の声のスピードは足りるのか
昏酔然 昏酔然

「お母さん僕は孝行者だったんですよ」
「今に分かる時が来ますよ」
あるでもないないでもない意志のコブ
今こそ君を「太陽の子にしてやろう」
ぽっかり救われていつか生きていただろう
草を踏みしめ遊んでいただろう
昏酔然 昏酔然

武者絵の口で朝 マグロを食べている
村上義弘は今この時も走ってるか
敵を想像できるその太モモに比ぶれば
時代とて流行とて くそくらえだ
君のようにあらしめようと思うのだ
唄うことも絵のこともビショビショにぬらそうと思うのだ
昏酔然 昏酔然


「醉生醉死」

睡著般死去了嗎
死去般睡著了嗎
常常如此 引人捻神捻鬼
朝著直線墜落的靈魂
擲出的花朵能否送達
聲音的速度能否跟上
醉生醉死 醉生醉死

「母親我是一個孝順的孩子」*
「妳早晚會意識到這個事實」
似有非有像個 意志的腫瘤
趁現在來把你「化為太陽之子」*
飄飄然被拯救曾像還活著
扎扎實實踩著草地在玩耍
醉生醉死 醉生醉死

畫中武士的嘴 早晨吃著鮪魚
村上義弘此刻正跑著嗎
想像著敵人彼此大腿間的較量
時代也好流行也好 全都是狗屁
讓我變得像你一樣
唱歌作畫時也唏哩嘩啦流滿身
醉生醉死 醉生醉死


*這兩句為中原中也迴光返照的遺言
*出自蘭波的流浪者,中原中也翻譯過蘭波的詩集

2014年1月8日 星期三

[音]先行一車


詞曲:友川カズキ

「先行一車」

前向きに何かをしようとすることがとても大事なんだと
訳知り顔に誰ぞが耳元にささやいてくるが
その言葉も耳もいらないと思った
手足をひろげているだけではダメなのか
ギザギザの雲を見ているだけではダメなのか
いっそ「言葉など覚えるんじゃなかった」

妄想の危険なカタマリはタマネギなのかロックなのか
若年の魂は屈折だけ覚えて思春期を終えたぞ
苦しい脳みそも楽しい脳みそもいじらしくある
欲望とプライドを捨てたら自由になれるんだとさ
そんな自由ならいりませぬこのウソツキ!
いっそ「言葉など覚えるんじゃなかった」

ズバ抜けた緑だ サティの足音を聴いている
ひしめき合う声はアリバイに他ならない
ふざけた自信も誤読のうつつも大切なオモチャ
アップアップの道行きなり低能の極みなり
発言の無味乾燥もまたしかりである
いっそ「言葉など覚えるんじゃなかった」


「先行一車」*

有什麼事能積極努力是非常重要的
哪位深諳世故的人在耳邊竊竊私語
那些話跟耳朵我才不需要
只伸展著手腳就好不行嗎
只望著鋸齒狀的雲不行嗎
寧願「從來沒有學過甚麼言語」*

妄想的危險固體是洋蔥還是石頭
只學到挫折的少年魂思春期就這麼結束
痛苦的腦汁與極樂的腦汁都是悲慘不堪
說是捨棄欲望與自傲就能獲得自由
根本就不可行這種他媽的鬼扯淡!
寧願「從來沒有學過甚麼言語」

卓越不凡的綠色 聽著薩提的腳步
這緊湊的聲響不需要什麼不在場證明
玩笑般自信與誤判的現實都是重要玩具
越是往高處移動越能逼近低能的極限
又在發表乏味枯燥的言論了
寧願「從來沒有學過甚麼言語」


*競輪用語,意指賽事的先行選手只有一名,其餘為追過選手
*語出田村隆一

2014年1月7日 星期二

[詩]吹雪の海に黑豹が_新年

from:吹雪の海に黑豹が 14/15

「新年」

思い出す輪の色と数の悲憤
食事を終えた男の視角い夢境
『生きてるって言ってみろ』
のレコードに五寸釘を立てて
三百六十五回転で廻した

イントロが終ると同時に
用意しておいた固い目玉を
心臟からそっと掬いあげて
夜に登らせた

それと丁度並行して
首のない馬が走り
蹴爪にぶつかる小石の音の中で
僅かの自由を泣いた

新年だから
オメデトウ
闇の空を裂くように
羽織袴の予言者達が口を揃えた


「新年」

回想輪的顏色與各式悲憤
夢境是以食後男子的角度
生きてるって言ってみろ
的唱片用五寸釘釘著
來回旋轉三百六十五次

在前奏結束的同時
小心的將堅硬眼珠
從心臟輕輕撈起來
在夜晚豋場

與之並行的
無頭馬跑著
被蹄角擊碎的碎石聲中
對著僅剩的自由哭泣著

新年到
恭喜恭喜
地獄的天空會裂開
著禮服的預言者異口同聲