2015年1月25日 星期日

[音]少年老いやすくガクッとなりやすし


詞曲:友川カズキ

「少年老いやすくガクッとなりやすし」

かけがいのないものものにも
虚構のうすい風が吹き
無為にもぎとられて色あせて
思いつのるこよみの向こう側へと
一目散に駆け込むのみである
ああ少年老いやすくガクッとなりやすし

白いドンブリの中でカラコロと
さいの目をきざみこむように
臟腑もいつしかその若さを
誰彼となく売り渡し
ついぞ何ものでもなくなるのだ
ああ少年老いやすくガクッとなりやすし

天才神童何するもの
異才鬼才何するもの
空想の絶なるものに降る雨に
胸をくゆらせて行く朝に
才あるなら今すぐ何者でもなくなってみろ
ああ少年老いやすくガクッとなりやすし


「少年易老韶華易倒」

處在這不能賒的東西裡
虛構的薄薄風兒猶吹起
隨手揪來的顏色開始褪
面朝著日曆惦念漸漲
一轉眼散個無影無蹤
阿阿少年易老韶華易倒

瓷碗倒扣喀喇喀喇
雕刻出骰子的紋理
到頭來臟腑的活跳
誰都一樣得賣斷
終究會默默無名
阿阿少年易老韶華易倒

天才神童能幹麻
異才鬼才能幹麻
雨裡空想的絕望
燻胸烤肺的早晨
有才就立馬變無名小卒
阿阿少年易老韶華易倒

2015年1月22日 星期四

[音]メダカざんまい


詞曲:友川カズキ(Tomokawa Kazuki)

「メダカざんまい」

ユメをあきらめた者から順次に
声をやわらかに揃えてゆく
日々起き上がる怒りはどお
その眼玉は背骨はどお
地団太踏み踏み歩いてゆく
もとよりあてなどあるじゃなし
きれいごとでもあるじゃなし

破綻とも呼ベル部屋の隅で
メダカが二匹泳いでいる
楽しいなら楽しいと言え
退屈なら退屈だと言え
私は君達が好きだ
何も言わない君達が好きだ
叱られてるようで好きだ

走る気にもならない長い廊下で
昔の幻覚を思い出していた
山里のホタルの川で
男は木綿の糸を吐き出していた
そうしてこうして今朝には
ワールドカップのサッカーを見ている
メダカとさもなし二人


「稻田魚三昧」

夢的念頭一被斷
聲音跟著逐漸微弱
每天起床就發怒是怎樣
那眼珠與那脊椎是怎樣
憤怒踩踏來來去去
能倚靠的東西沒啦
美麗的東西沒啦

房間角落傳出破綻
兩尾稻田魚游著泳
如果快樂就說快樂
如果無趣就說無趣
我喜歡你們倆
說不出理由的喜歡
像被斥責似的喜歡

對著長廊沒有奔跑的心情*
回憶起往昔的幻覺
山村裡螢火蟲的川流
男人在吐著木棉絲線
接連如此不斷的今朝
看著世界盃足球賽
與稻田魚直至完賽的兩人


*2015年在秋田時友川興沖沖託人印給我的,追加了第三段。大概是因為2014年在靜岡有跟他在飯店看世足賽。日本隊進的唯一一球的當下,房間的人都在找菸灰缸,沒人看到怎麼踢進的

2015年1月17日 星期六

[音]宿酔


詩:中原中也 曲:友川カズキ

「宿酔」

朝 鈍い日が照つてて 風がある
千の天使が バスケットボールする

私は目をつむる かなしい酔ひだ
もう不用になつたストーヴが
白つぽくさびている

朝 鈍い日が照つてて 風がある
千の天使が バスケットボールする


「宿醉」

晨間 微光滯照 風吹
萬千天使 玩籃球

闔上雙眼 悲慘醉意
無用的暖爐
爬滿白銹

晨間 微光滯照 風吹
萬千天使 玩籃球

2015年1月16日 星期五

[圖]醉生醉死


先行一車(台北)2014/01/09

後來才發現秀治為友川老先生設立的部落格幾乎兩三天就會更新一次,幾次傳訊聊天時秀治也常說他正邊喝酒邊翻譯歌詞,其實時常難想像秀治對於友川老先生的愛究竟有多深,雖然他曾驚呼過我對於堺桑的愛或許更高但根本不是那一回事,我時常偷懶無心分享轉貼現有資訊打發了事,看見秀治在店內帶著一身酒味深夜不管音量大小邊彈邊唱、或是一邊聽歌一邊向我解釋歌詞意義,便會在心底默默想著此人人生最帥大概就是這時候了吧,每次獨自一人聽友川老先生的歌腦海浮現的一定是初識王桑與秀治時三人待在店內到底是半夜幾點了黑膠一張換一張歌跑完一首又一首坐在對面的這兩位中年大叔是酒喝一瓶接一瓶還很不要臉的大聲跟唱,我甚至就快聞到當時瀰漫的菸味了,之後再向他們問起那時發生的哪些細小的事不知是年紀大了還是酒精奪人記憶,全回答不記得耶有嗎我忘了哈哈哈,醉生醉死是人生志願歌詞描繪的就是自己的生命,我此生無論怎麼活都不會如他們倆那般浪漫,時常感到自己離他們那麼遠,檢視自我生涯無論哪一塊都不比他們於此的投入執著狂熱,除了慚愧羞恥沒有別的。

2015年1月12日 星期一

[音]葛西善蔵


詞曲:友川カズキ(Tomokawa Kazuki)

「葛西善蔵」

空 青々と澄みわたり
鳥さえずりて胸を射る
アアリンゴのたわわの木の下
その実と同じくうなだれる
哀しき父ひとり
どうこくする
その名は葛西善蔵

おせいおせい彼はうたったぞ
現せ身の寂寞の何たるかを
日々声して走り抜けたぞ
暗き内なる修羅の喉笛
哀しき父ひとり
もろ手をこする
痛いぞ葛西善蔵


「葛西善藏」

天空湛藍清澈
鳥啼鳴囀入胸
阿低垂的蘋果樹下
果實同樣垂頭喪氣
悲傷父親孤寂一人
慟哭失聲
名為葛西善藏

高頌著阿政阿政
怎樣的現世寂寞
日日吟著橫衝度過
內心暗處修羅聲氣
悲傷父親孤寂一人
摩擦雙手
很痛吧葛西善蔵

2015年1月9日 星期五

[音]鬼の日


詞曲:友川カズキ(Tomokawa Kazuki)

「鬼の日」

よそ人が熱暑のあいさつを交わす時
私は世間のはじっこで鬼の踊りをみていた
意志のない角膜に黄色い花びらのように
それはストンと落ちた
あれは雀だったかカラスだったかな

雨が降るつかの間茫洋とそれはつづき
やがて木端みじんにあとかたもなくなった
なつかしい鬼の日 幸公園を歩いていた
人の声ではない声が
けたたましい爆音のように聞こえた

そうだ鬼の日だからパリのミッシェルにも
何かしらカタチが見えているのかも知れない
糸杉の横に立ち「メイビィ」と呟けばいい
空はグルグル巻きか
天地はほんわかした輪郭か


「鬼日」

旁人在熱切互打招呼
我在邊緣看鬼跳舞
落擊無意志的角膜
黃色花瓣咚的一下
是麻雀嗎還是烏鴉

瞬間落雨續為汪洋
碎成粉末形狀散盡
懷念的鬼日 漫步幸公園
不是人聲的聲音
異常尖銳的爆響

巴黎米歇爾大道也有鬼日
是看見實體了嗎不清不楚
站在柏木旁碎念「Maybe」
天空是在團團旋轉嗎
天地是溫暖可人的嗎

2015年1月6日 星期二

[音]星を食べた話


原詩:稲垣足穂 追詩:友川カズキ(Tomokawa Kazuki)

「星を食べた話」

ある晩露台に
白っぱいものが落ちていた
口へ入れると
カルシュームみたいな味がした
自分が敷石の上に起きた時
黄いろい窓が月下にカラカラ
月下にカラカラとあざ笑っていた

何だろうと考えていると
だしぬけに街上へ突き落とされた
口の中から
星のようなのものがとび出して
尾を引いて屋根のむこうへ
尾を引いて屋根のむこうへ
星はやがて見えなくなってしまった

星は確かに食べられた
自分は鉄砲にタマをこめて
真黒な空の
まんなかをねらって引き金をひいた
たちまち米国星条旗の空が
たちまち米国星条旗の空が
ヒラヒラと頭上にひるがえった


「吞星物語」

某晚在陽台
白色物體掉落
鑽進了嘴裡
像鈣的味道
我從石磚道上醒來
黃色窗在月下嗄嗄
在月下嗄嗄嘲笑著

想著那是什麼時
突然被摔倒路上
從我的嘴裡
像星星的物體突飛出
拖著尾巴朝屋頂飛
拖著尾巴朝屋頂飛
最終不見蹤跡

的確有吞下星星
裝填砲彈的鐵砲
朝烏黑天空的中心
狙擊發射彈丸
沒多久美國星條旗的天空
沒多久美國星條旗的天空
翩翩地在頭上開展飛揚

2015年1月3日 星期六

[音]チャンス


詞曲:友川カズキ(Tomokawa Kazuki)

「チャンス」

ときめきの薄れたまなこだ
暗黒の昼に気をつけましょう
行くことも退くことも叶わないなら
それはそれで弾ける チャンス!

花びらを鍋で煮る女人
茶わんのゴハンをトイレに捨てた詩人
嘆くことなかれそれが孤独のありかだ
よりによっちゃ宝だ チャンス!

塗り残しの丘に佇むセザンヌ
人こそ群青雪あかりにひびくボンソワール
国みな人を 人みな国を
捨てられたり捨てたりデラシネ チャンス!

キツツキの音に埋もれしデカダンス
突き上げたコブシは空に食われたよ
結ぶことなかれよ起承転々々々
一人としてまれなしバラバラ チャンス!


「嗆司」

是搏動微弱的眼球阿
發現在這黑暗的早晨
無法前進也無法後退
照這樣早晚彈出來 嗆司!

用鍋煮花瓣的女人
碗中飧倒棄廁所的詩人
泄出嘆聲是孤獨所在
集成仍然當寶 嗆司!

滯留未漆色山丘的塞尚
在艷藍雪光裡嘯著bonsoir
國家的眾人 眾人的國家
忽而棄忽而被棄的喪根 嗆司!

啄木鳥聲掩埋的頹廢派
層層堆展的玉蘭朝天覓食
成串盤結喔起承轉轉轉轉
孤一人不再稀有紛亂散出 嗆司!

2015年1月1日 星期四

[音]青いアイスピック


詞曲:友川カズキ(Tomokawa Kazuki)

「青いアイスピック」

ホームレスの叩く
鍋の底の音が
この国のボスには聞こえない
聞こえないからいたしかたない

ホームレスの堕ちた
穴の深さ暗さ寒さを
この国のボスには判らない
おぼっちゃまだからいたしかたない

冬の空は青いアイスピックだ
時の吹きだまりに命の保障はない
何ともかんともいたしかたない国である

ホームレスのする
ラジオ第一体操の破れを
この国のボスには判らない
想像力の問題だからいたしかたない

冬の空は青いアイスピックだ
時の吹きだまりに命の保障はない
何ともかんともいたしかたない国である


「藍色冰錐」

漂泊敲打著
鍋底的聲響
國家的老闆聽不見
聽不見你拿他沒輒

淪落為漂泊
既深且暗又冷的洞穴
國家的老闆不知曉
拿這些少爺沒皮條

冬空是藍色冰錐
落雪紛飄小命沒保障
在怎麼解釋都拿翹的國家

漂泊者
挑戰超級廣播體操
國家的老闆不知曉
沒有想像力哪有辦法

冬空是藍色冰錐
落雪紛飄小命沒保障
在怎麼解釋都拿翹的國家