2023年3月8日 星期三

[音]光るクレヨン


詩曲:友川カズキ

「光るクレヨン」

空を模した六角形の噴水
炎天のマドンナ橋本マキ子
濁色の殘像もつれづれに
夜のベンチを出立する
公園は野生の哀しみに満ちた
光るクレヨン

ヴラマンクの彼方へ母は逝った
雑多な寂寥哀しくはない
畑には鶏頭の花が咲き
飛び立たん飛び立たんトサカ振る
今だぜよ背を叩く声だにする
だったら光れクレヨン

極立つほむら倒れし魂
抱きすくめあやせん傷ましい魂
異界はまなこ焼く釜なるぞ
青の空空の青寒き指
変節の道行きだ今の今こそ
光れクレヨン


「發亮蠟筆」

仿造天空的六角噴水池
烈日下的聖母橋本真紀子
濁色殘像也百無聊賴
於深夜長凳動身上路
公園裡野生哀痛遍野
發亮蠟筆

母親已去弗拉芒克的世界
各式寂寥不帶哀痛
田地裡雞冠花盛開
撲楞撲楞雞冠翱翔
就是現在叩擊後背的聲響
來發亮吧蠟筆

絕頂火燄靈魂頹倒
緊抱哄逗靈魂苦痛
異界是烤眼珠的釜鍋
藍的天天的藍凍手指
是時候步上變節之道
發亮吧蠟筆

[音]墓


詞曲:友川カズキ

「墓」

東京へ行けば 倖わせが
きっとあるわと 言っていた
姉さん 東京に行ったきり
武さんあんなに 止めたのに
体も心も ボロボロに 姉さん男に 騙されて
姉さんみたいな いい人を
姉さんみたいな いい人を
昨夜きいた あの歌は
墓場の前で 武さんが
ローソクに向かって うたった歌
武さんが胸で うたった歌
ローソクが揺れた ユーラ ユーラ ユーラ
風にボロン 子守唄
きかせてあげたいな 姉さんに 姉さんに

たまに届く 手紙には
お金のことだけ 書いてある
姉さんの手紙を 握りしめ
母さん涙の 返事書く
すぐに帰って来い! すぐに帰って来い!
取り敢えず 7000円送る 東京が悪い 男が悪い
姉さんみたいな いい人を
墓を掘れ掘れ 子守唄 墓を掘れ掘れ 子守唄
姉さんの墓は 誰が掘る 姉さんの墓は 誰が掘る
武さんがうたった 母さんがうたった
墓石ぶつかって 風に揺れた
きかせてあげたいな 姉さんに 姉さんに


「墓」

若去了東京 妳說
我一定會幸福的
姐姐自從去東京
武先生就阻著她
肉體與心靈殘破不堪 姐姐被男人騙了
像姐姐這樣的好人
像姐姐這樣的好人
昨夜聽到的 那首歌
在墳墓前面 武先生
面朝著蠟燭 唱著歌
武先生胸內 唱著歌
蠟燭搖曳 搖啊 搖啊 搖啊
在風裡祈求的 搖籃曲
想給妳聽哪 給姐姐聽 給姊姊聽

偶爾收到的信
總是只寫錢的事
緊握著姐的來信
媽邊流淚邊回信
立刻回家來!立刻回家來!
總之 先給妳7000元 東京不好 男人也不好
像姐姐這樣的好人
墳墓挖挖挖 搖籃曲 墳墓挖挖挖 搖籃曲
姐姐的墳墓 誰在挖 姐姐的墳墓 誰在挖
武先生唱著歌 媽媽唱著歌
碰撞到墓碑 搖曳在風中
想給妳聽哪 給姐姐聽 給姊姊聽

2023年3月4日 星期六

[音]新盆


詞曲:友川カズキ

「新盆」

おじいちゃんの事 考え乍ら
土手を歩いて 行ったけれど
なかなか顔が 浮かんで来ないので困った

ゆかんされてる おじいちゃんの
痩せてももに 王将の刺青
どんなワケがあったのか 誰も知らない


「新盆」*

邊想著阿公的事
邊在堤防上走著
真是困擾總是浮現不出臉孔

在為他洗浴之時 阿公的
削瘦大腿上 王將的刺青
有著怎樣的緣由呢 無人知悉


*類似在台灣家中有往生者第一次碰到中元普渡的祭拜