2014年8月1日 星期五

[音]夏の日の歌(甲府桜座2014年3月11日全)


詩:中原中也 曲:友川カズキ
譯:橙子

1:馬の耳に万車券
2:三鬼の喉笛
3:夏の日の歌
4:順三郎畏怖
5:なあ海
6:花月園
7:桜の国の散る中を(会田哲士君の霊に捧ぐ)
8:復讐バーボン
9:囚われの歌

「夏の日の歌」

青い空は動かない
雲片一つあるでない
夏の真昼の静かには
タールの光も清くなる

夏の空には何かがある
いぢらしく思はせる何かがある
焦げて図太い向日葵が
田舎の駅には咲いてゐる

上手に子供を育てゆく
母親に似て汽車の汽笛は鳴る
山の近くを走る時
煙が子供の顔になる


「夏日的歌」

蓝色的天空静止不动
没有一丝云
夏日正午的宁静中
沥青的反光也变得清澈

夏日的天空里有着什么
有着令人怜爱的什么
晒蔫的冒失向日葵
开在乡下的车站里

像是善于养育孩子的母亲
火车的汽笛鸣叫起来
在靠近山的地方奔驰时
烟雾化为孩子的脸