2014年9月11日 星期四

[音]三鬼の喉笛


原句:西東三鬼 曲:友川カズキ

「三鬼の喉笛」

黒人の 掌の桃色に クリスマス
ひよどりの ヤクザ健やか 朝日の樹
雑炊や 猫に孤独と いうものなし
爺婆の 裸の胸に こぼれるパン

梅雨はげし ムカデ殺せし 女と寝る
黒髪に 戻る染め髪 ひな祭
満月で きちがいどもは 眠らない
母の背に 貼り付きて 剥がせぬ夕焼け

眼帶の 内なる眼にも 曼珠沙華
ぱくと蛟を 呑むガマ お孃さんの留守
梅をかむ 少年の耳 透きとおる
美少女の 額に走路の かげりあり

おそるべき 君等の乳房 夏来たる
ほくろ美し 青大将は ためらわず
恋猫と 語る女は 憎むべし
爺婆の 裸の胸に こぼれるパン

ぼうだいなる 王氏の昼寝 端午の日
雪明かり 足無き影は 殺人者
大辻司郎 象の芸当 見て笑う
爺婆の 裸の胸に こぼれるパン

刺青の マリとてひとり 死にしのみ
水枕 ガバリと寒い 海がある
椎若葉 わが大足を かなしむ日
たんぽぽ然 三鬼の喉笛 見せたろか


「三鬼嗓門」

黑人的 桃色掌心 聖誕快樂
鵯鵊的 蓬勃黑幫 晨間之樹
雜膾粥 貓的孤獨 無語凝噎
祖父母 裸露胸膛 漾著麵包

激烈梅雨 撲殺蜈蚣 與女人睡
變黑髮 染回至 雛祭典
滿月下 瘋子們 不睡覺
母親後背 沾黏著 夕陽剝不掉

眼罩裡 眼睛會有 曼珠沙華
扒著蛟 吞嚥降魔 小姐專注
咬著梅 少年之耳 透明清澈
美少女 額頭蒙上 跑道陰影

實在驚人 乳房四露 夏日駕到
美麗黑痣 青色錦蛇 毫不猶豫
與發春貓 對話女人 憎恨有理
祖父母的 裸露胸膛 漾著麵包

膨大發脹 王氏午睡 端午節
雪地折光 無蹤黑影 殺人犯
大辻司郎 大象絕招 看到就笑
祖父母的 裸露胸膛 漾著麵包

獨孤的 麻里刺青 死路一條
水枕上 溫度計與 冰寒海洋
椎嫩葉 大腳邁著 悲慘日子
如蒲公英 三鬼嗓門 能出現嗎