2014年1月8日 星期三

[音]先行一車


詞曲:友川カズキ

「先行一車」

前向きに何かをしようとすることがとても大事なんだと
訳知り顔に誰ぞが耳元にささやいてくるが
その言葉も耳もいらないと思った
手足をひろげているだけではダメなのか
ギザギザの雲を見ているだけではダメなのか
いっそ「言葉など覚えるんじゃなかった」

妄想の危険なカタマリはタマネギなのかロックなのか
若年の魂は屈折だけ覚えて思春期を終えたぞ
苦しい脳みそも楽しい脳みそもいじらしくある
欲望とプライドを捨てたら自由になれるんだとさ
そんな自由ならいりませぬこのウソツキ!
いっそ「言葉など覚えるんじゃなかった」

ズバ抜けた緑だ サティの足音を聴いている
ひしめき合う声はアリバイに他ならない
ふざけた自信も誤読のうつつも大切なオモチャ
アップアップの道行きなり低能の極みなり
発言の無味乾燥もまたしかりである
いっそ「言葉など覚えるんじゃなかった」


「先行一車」*

有什麼事能積極努力是非常重要的
哪位深諳世故的人在耳邊竊竊私語
那些話跟耳朵我才不需要
只伸展著手腳就好不行嗎
只望著鋸齒狀的雲不行嗎
寧願「從來沒有學過甚麼言語」*

妄想的危險固體是洋蔥還是石頭
只學到挫折的少年魂思春期就這麼結束
痛苦的腦汁與極樂的腦汁都是悲慘不堪
說是捨棄欲望與自傲就能獲得自由
根本就不可行這種他媽的鬼扯淡!
寧願「從來沒有學過甚麼言語」

卓越不凡的綠色 聽著薩提的腳步
這緊湊的聲響不需要什麼不在場證明
玩笑般自信與誤判的現實都是重要玩具
越是往高處移動越能逼近低能的極限
又在發表乏味枯燥的言論了
寧願「從來沒有學過甚麼言語」


*競輪用語,意指賽事的先行選手只有一名,其餘為追過選手
*語出田村隆一