[音]順三郎畏怖
原詩:西脇順三郎 追詩:友川カズキ
「順三郎畏怖」
コズメチックは解けて
その眼に入りたれば
直ちに従僕を呼びだり
直ちに従僕を呼びだり
間断なく祝福せよ
間断なく祝福せよ
楓の木にのぼらんとする水牛
楓の木にのぼらんとする水牛
早鐘西脇順三郎畏怖
絵筆のたそがれの破天だよ
紫紺の炎こそまっすぐな外層だよ
あたかもそりゃそうだ
泣き尽くせ叙景
間断なく祝福せよ
間断なく祝福せよ
霧降る白昼 将棋指す音
樹々は樹々で
さらばはさらばで
花咲くさるすべりの樹に
花咲くさるすべりの樹に
ガソリンかけてまむしを追っぱらう
ガソリンかけてまむしを追っぱらう
忽然たるアカシアの花よ
忽然たるアカシアの花よ
我はオドコロンを飲んだ
我はオドコロンを飲んだ
「恐怖順三郎」
卸著妝
跑進眼睛
立馬呼喊隨從
立馬呼喊隨從
不間斷的祝福
不間斷的祝福
欲上楓樹的水牛
欲上楓樹的水牛
西脇順三郎恐怖怦怦
畫筆下的破天荒黃昏
紫紺之炎的坦率外層
簡直就是一篇
搾乾淚水的敘景
不間斷的祝福
不間斷的祝福
起霧的白晝 將旗的落聲
群木依舊群木
道別持續道別
百日紅盛開
百日紅盛開
潑灑汽油趕蝮蛇
潑灑汽油趕蝮蛇
忽然間金合歡花
忽然間金合歡花
我是在喝古龍水
我是在喝古龍水