[音]わかば
詞曲:友川カズキ
「わかば」
わかばを喫っている横で彼は
「海辺のカフカ」を一切に読んでいる
終わりようのない時間というのも
あるのかも知れない
無数の言葉が空々しく聞こえるのは
そのせいだ
肉体はそげ落ちて 眼球と活字だけ
紫煙の中にあっけなく浮かんでる
午前四時多摩川べりで
若者が爆竹を鳴らしている
パトカーのサイレンの音が
化学物質のようにどんどんでかくなる
一人でもないけど みんなでもないのだ
まして国がひとつなどであるものか
一億二千万人を人質にしての
安全安心というのは何たることか
「若葉」
抽著若葉牌他在旁邊
把「海邊的卡夫卡」全唸過一次
時間像是沒有盡頭
或許是有吧
無數的言語聽來偽善
都是它的錯
肉體削落 眼球與鉛字
紫煙裡意猶未盡沉浮著
清晨四點多摩川邊
年輕人在放著爆竹
巡邏警車的鳴笛聲
化學物質般漸漸擴散
雖不是一個人 也不是什麼大眾
那還能說國家是一體的嗎
把一億兩千萬人當人質
吹噓著安全安心是啥小