2014年1月13日 星期一

[音]わが喫煙


詩:中原中也 曲:友川カズキ

「わが喫煙」

おまへのその 白い二本の脛が
夕暮 港の町の寒い夕暮
によきによきと ペエヴの上を歩むのだ
店々に灯がついて 灯がついて
私がそれをみながら歩いてゐると
おまへが声をかけるのだ
どつかにはひつて憩みませうよと

そこで私は 橋や荷足を見残しながら
レストオランに這入るのだ
わんわんいふ喧騒 むつとするスチーム
さても此処は別世界
そこで私は 時宜にも合はないおまへの陽気な顔を眺め
かなしく煙草を吹かすのだ
一服 一服 吹かすのだ


「吸菸的我」

妳那兩條白皙的腿
夕陽 在港灣街道的寒冷夕陽
依次在人行道走著
店家們燃起了燈 燃起了燈
我邊看邊走著
妳喚著我
要不要找個地方休息一下

我把橋與小船拋在腦後
走進了餐館
哇哇喧鬧的場景 惡臭悶熱的蒸氣
這是一個異世界
此時我看著妳 不合時宜神采奕奕的臉蛋
點起香菸 悲傷的
一口 一口 吸著

2014年1月11日 星期六

[圖]本牧の夜


ゴールデンカップ(横浜) 2013/12/15

2014年1月10日 星期五

[音]昏酔然


詞曲:友川カズキ

「昏酔然」

眠ったように死んでいるのか
死んだように眠っているのか
ままあること げに空おそろしき
まっすぐ転落する魂に
投げた花は届くのか
私の声のスピードは足りるのか
昏酔然 昏酔然

「お母さん僕は孝行者だったんですよ」
「今に分かる時が来ますよ」
あるでもないないでもない意志のコブ
今こそ君を「太陽の子にしてやろう」
ぽっかり救われていつか生きていただろう
草を踏みしめ遊んでいただろう
昏酔然 昏酔然

武者絵の口で朝 マグロを食べている
村上義弘は今この時も走ってるか
敵を想像できるその太モモに比ぶれば
時代とて流行とて くそくらえだ
君のようにあらしめようと思うのだ
唄うことも絵のこともビショビショにぬらそうと思うのだ
昏酔然 昏酔然


「醉生醉死」

睡著般死去了嗎
死去般睡著了嗎
常常如此 引人捻神捻鬼
朝著直線墜落的靈魂
擲出的花朵能否送達
聲音的速度能否跟上
醉生醉死 醉生醉死

「母親我是一個孝順的孩子」*
「妳早晚會意識到這個事實」
似有非有像個 意志的腫瘤
趁現在來把你「化為太陽之子」*
飄飄然被拯救曾像還活著
扎扎實實踩著草地在玩耍
醉生醉死 醉生醉死

畫中武士的嘴 早晨吃著鮪魚
村上義弘此刻正跑著嗎
想像著敵人彼此大腿間的較量
時代也好流行也好 全都是狗屁
讓我變得像你一樣
唱歌作畫時也唏哩嘩啦流滿身
醉生醉死 醉生醉死


*這兩句為中原中也迴光返照的遺言
*出自蘭波的流浪者,中原中也翻譯過蘭波的詩集

2014年1月8日 星期三

[音]先行一車


詞曲:友川カズキ

「先行一車」

前向きに何かをしようとすることがとても大事なんだと
訳知り顔に誰ぞが耳元にささやいてくるが
その言葉も耳もいらないと思った
手足をひろげているだけではダメなのか
ギザギザの雲を見ているだけではダメなのか
いっそ「言葉など覚えるんじゃなかった」

妄想の危険なカタマリはタマネギなのかロックなのか
若年の魂は屈折だけ覚えて思春期を終えたぞ
苦しい脳みそも楽しい脳みそもいじらしくある
欲望とプライドを捨てたら自由になれるんだとさ
そんな自由ならいりませぬこのウソツキ!
いっそ「言葉など覚えるんじゃなかった」

ズバ抜けた緑だ サティの足音を聴いている
ひしめき合う声はアリバイに他ならない
ふざけた自信も誤読のうつつも大切なオモチャ
アップアップの道行きなり低能の極みなり
発言の無味乾燥もまたしかりである
いっそ「言葉など覚えるんじゃなかった」


「先行一車」*

有什麼事能積極努力是非常重要的
哪位深諳世故的人在耳邊竊竊私語
那些話跟耳朵我才不需要
只伸展著手腳就好不行嗎
只望著鋸齒狀的雲不行嗎
寧願「從來沒有學過甚麼言語」*

妄想的危險固體是洋蔥還是石頭
只學到挫折的少年魂思春期就這麼結束
痛苦的腦汁與極樂的腦汁都是悲慘不堪
說是捨棄欲望與自傲就能獲得自由
根本就不可行這種他媽的鬼扯淡!
寧願「從來沒有學過甚麼言語」

卓越不凡的綠色 聽著薩提的腳步
這緊湊的聲響不需要什麼不在場證明
玩笑般自信與誤判的現實都是重要玩具
越是往高處移動越能逼近低能的極限
又在發表乏味枯燥的言論了
寧願「從來沒有學過甚麼言語」


*競輪用語,意指賽事的先行選手只有一名,其餘為追過選手
*語出田村隆一

2014年1月7日 星期二

[詩]吹雪の海に黑豹が_新年

from:吹雪の海に黑豹が 14/15

「新年」

思い出す輪の色と数の悲憤
食事を終えた男の視角い夢境
『生きてるって言ってみろ』
のレコードに五寸釘を立てて
三百六十五回転で廻した

イントロが終ると同時に
用意しておいた固い目玉を
心臟からそっと掬いあげて
夜に登らせた

それと丁度並行して
首のない馬が走り
蹴爪にぶつかる小石の音の中で
僅かの自由を泣いた

新年だから
オメデトウ
闇の空を裂くように
羽織袴の予言者達が口を揃えた


「新年」

回想輪的顏色與各式悲憤
夢境是以食後男子的角度
生きてるって言ってみろ
的唱片用五寸釘釘著
來回旋轉三百六十五次

在前奏結束的同時
小心的將堅硬眼珠
從心臟輕輕撈起來
在夜晚豋場

與之並行的
無頭馬跑著
被蹄角擊碎的碎石聲中
對著僅剩的自由哭泣著

新年到
恭喜恭喜
地獄的天空會裂開
著禮服的預言者異口同聲