2015年5月12日 星期二

[音]夢の町の人々


詩:菊池豊 曲:友川カズキ(Tomokawa Kazuki)

「夢の町の人々」

「ツネさん、いいお日がらで」
「ええ、今日はぶつめつですからねマサオさん」
「マサオさんでオレのことでしたっけ」
「忘れちゃいやですよタケオさん」
「そうでしたねハルコさん」
きれぎれの言葉 たえだえの記憶
縫い閉じるようにきこえてくるのは
バスのクラクション

「ブンキチさん、なつかしいですね」
「ええ、あしたのことですからねフミコさん」
「フミコってわたしのことでしたっけ」
「忘れちゃいやですよチヨコさん」
「そうでしたねヨシオさん」
廊下のベンチは バスの停留所
ベッドをはい出しやってくるのは
老人たち

「キミさん、バスが来ましたよ」
「ええ、バスが来ましたねケンジさん」
「ケンジってオレのことでしたっけ」
「忘れちゃいやですよヤスオさん」
「そうですねトシコさん」
きれぎれの思い出 たえだえの意識
縫い閉じるようにきこえてくるのは
バスのクラクション

バスに乗って帰りたい


「夢町群像」

「恒 今天是好日喔」
「嗯今天是佛滅日呢 正雄」
「正雄該不會忘記我了吧」
「沒忘記啦 武夫」
「原來如此 春子」
細碎的話語 斷續的記憶
縫上後傳來
巴士喇叭聲

「文吉 真令人懷念呢」
「嗯明天才會啦 富美子」
「富美子該不會忘記我了吧」
「沒忘記啦 千代子」
「原來如此 良雄」
廊下的長椅 巴士等候站
從床舖爬起過來的
老人們

「城美 巴士來了呢」
「嗯巴士來了呢 兼二」
「兼二該不會忘記我了吧」
「沒忘記啦 保男」
「原來如此 敏子」
細碎的話語 斷續的意識
縫上後傳來
巴士喇叭聲

想搭乘巴士回去