2015年2月28日 星期六
[音]無残の美
詞曲:友川カズキ
「無残の美」
詩を書いた位では 間に合わない
淋しさが時として 人間にはある
そこを抜け出ようと 思えば 思う程
より深きモノに抱きすくめられるのも またしかりだ
あらゆる色合いの ものの哀れが
夫々の運を持ちて 立ち現われては
命脈を焦がして尽きるものである時
いかなる肉親とても数多の他人のひとりだ
その死は実に無残ではあったが
私はそれをきれいだと思った
ああ覚 今もくれんの花が空に突き刺さり
哀しい肉のように 咲いているど
阪和線富木駅南一番踏切り
枕木に血のりにそまった頭髪が揺れる
迎えに来た者だけが壊れた生の前にうずくまる
父、母、弟、兄であることをなく
最後まで自分を手放さなかったものの
孤独にわりびかれた 肉体の表白よ
水の生まれ出ずる青い山中で
待つのみでいい どこへも行くな こちら側へも
もう来るな
その死は実に無残ではあったが
私はそれをきれいだと思った
ああ覚 そうか死を賭けてまでもやる
人生だったのだ
よくぞ走った 走ったぞ 無残の美
「無殘之美」
寫什麼詩都沒用
人就是會常感孤寂
越是想從那裏掙脫
越會被更深層的緊縛
擁有一切色彩的悲哀
展現各式各樣的命運
當生命已燒焦至盡頭
再如何至親也是多數人之一
這場死實在悽慘
我覺得也很美麗
啊覺 這刺向天空的紅蓮*
彷彿悲傷的肉 綻開著
阪和線富木站南一號平交道
枕木上沾著血糊的頭髮晃著
迎來的只能跪在毀碎生命前
父親母親弟弟哥哥全都哭了
直到最後你雖還放不開
孤獨下折扣肉體的表白
在水潺潺而出的青山中
只是等待也好 別到處晃 這邊
也別再來了
這場死實在悽慘
我覺得也很美麗
啊覺 對阿已經賭完性命的
你這場人生
已好好跑過 跑過了阿 無殘之美
*1984年,親弟弟詩人及位覚於大阪跳軌自殺身亡