2013年11月18日 星期一

[詩]吹雪の海に黑豹が_永久少年宣言

from:吹雪の海に黑豹が 88/92

「永久少年宣言」

左の顔
忌まわしい左半分の顔
盥の月に宥められて
右腕がとんだ!

生家の事までが夜だ
黒い雲がどんぶりに勘定されさらわれた
俺からは夜は明けない
記述でしか色は持てない
だからとて
急ぐ程の胸はない
遠くからきこえるうただけが
はじめてのうただ

草木のなおざりは
今に始まった事じゃない
優しくなれなければ嘘だ
光るんだから足首は怖い
白笑いが血を噴いた
詩を書こうとする事を詩にした
夢を盗視した女がテレビに出た
嘘を公的に埋葬してしまう為に
涙までがスコップに変わった
まっ直ぐたっている少年の殘念な白い頬の動静が気になり始めた

俺の周囲を赤いボートで漕ぎ回る犬
犬じゃなく肉親だと気付いた時は青いボートだった
それは見た記憶があるぞ
やたらと低い屋根から貧困が零れ
そばに学者面した八つ手の木があった
兄達の幻影は憎悪の念の出発点だ
車椅子に乗って架空索道を通る精神のチエ!
何も汚れてもいいだろう
ランドセル風景は公に殺られた
つまらぬ画一化のクソくらえ!
自分の名前を言う事の気恥かしい軽さとそれを肉体化して行こうとする
無意味さを好もう

恨めしい絵を沢山股に挾んで走る
毒は大切なモノだ
はずみにしたって洗い流しちゃいけない
群盗のみえすいた毒とは毒が違う!

老いて河は新しいようになり
またしても地図はガツンと撃たれたのだ
兜虫の来る柳は無惨に笑いおちた
八竜の空は青いにしても
それを見上げる顔は険しくなる一方だ
大根を洗う祖母の手が時間に怯えた
自分の内へ帰省すればいいんだ


「永久少年宣言」

左邊的臉
讓人生厭的左半邊
被盆裡的月亮潤飾
右腕飛呀!

老家總是都黑夜
烏雲隨便你攫取
我看是不會天明了
僅能靠載記認顏色
所以
從不會想加快腳步
僅遠處傳來的聲
是初次聽聞的曲

草木的忽視
以前就如此
無法溫柔是騙人吧
陽光太強軟腳了齁
輕蔑笑著噴出了血
寫詩讓事物都詩化
窺夢的女人在電視上
為了公然埋葬謊言吧
邊流著淚邊變成圓鍬
少年直挺站立開始在意悲淒白頰

狗乘著紅色小船在周圍旋轉
驚覺載著至親的是藍色小船
都是歷歷在目的記憶喲
屋簷隨意低垂貧窮滿溢
在旁的是學者嘴臉的八角金盤
兄長們的幻影是厭憎發出源頭
坐輪椅經架空索道過精神層巒!
是有多骯髒已無所謂
私囊光景被公然撲殺
沒有價值的齊一回嗆!
說出名字的含羞之輕並表面化
喜愛這種無意義

悔恨的畫都夾在屁股跑
一種重要的毒
興致一來可要牢牢抓住
看透了盜賊毒就不是毒害

老河流變年輕活跳
地圖又被砰的一聲痛擊
甲蟲讓柳樹慘笑著下垂
八竜村的天藍藍
抬頭臉色卻陰沉
祖母洗蘿蔔的的手隨時間變膽怯
還能朝著自己心內歸鄉該有多好