[音]鬼の日
詞曲:友川カズキ
「鬼の日」
よそ人が熱暑のあいさつを交わす時
私は世間のはじっこで鬼の踊りをみていた
意志のない角膜に黄色い花びらのように
それはストンと落ちた
あれは雀だったかカラスだったかな
雨が降るつかの間茫洋とそれはつづき
やがて木端みじんにあとかたもなくなった
なつかしい鬼の日 幸公園を歩いていた
人の声ではない声が
けたたましい爆音のように聞こえた
そうだ鬼の日だからパリのミッシェルにも
何かしらカタチが見えているのかも知れない
糸杉の横に立ち「メイビィ」と呟けばいい
空はグルグル巻きか
天地はほんわかした輪郭か
「鬼日」
旁人在熱切打招呼
我在角落看鬼跳舞
落擊無意志的角膜
黃色花瓣咚的一下
是麻雀嗎是烏鴉嗎
瞬間暴雨續為汪洋
碎成粉塵形狀散盡
懷念的鬼日 漫步幸公園
不是人類的聲音
異常尖銳的爆響
巴黎米歇爾大道也有鬼日
是看見實體了嗎不清不楚
站在柏木旁碎念「Maybe」
天空在團團旋轉嗎
天地會溫柔可人嗎