[音]夢の総量
詞曲:友川カズキ
「夢の総量」
胸はそこはかとなしに高鳴り
白銀のニンフに私は
かつてつながってた
らいらいと人の行き来あり
その背は鳥の声に叩かれて
花の道肩へ消えた
夢の総量は 空気であった
空気であった
虚構に身をよじらせガムをかんでいた
青春なぞ ただ白茶けた時間に
釣糸を垂れる感じ
よしんば58の額縁から
こぼれ落ちる怒りだけが
つたなき絶望のカタチ
夢の総量は 空気であった
空気であった
裏切りのサーカスは終わり バド.パウエルは
おもむろにピアノに向かい
空の入り口を探した
音はやがて枝葉のように連なり
惚けた雲間に届いたぞ
またぞろ良い気な気分だ
夢の総量は 空気であった
空気であった
「夢的總量」
胸口隱隱約約砰砰跳
銀白色的美女妖精
曾有過如此羈絆
與人來往熙熙攘攘
那被鳥聲追擊的後背
花之道路順肩消逝
夢的總量 一團空氣*
一團空氣
假裝嚼著折疊口香糖
青春哪褪色的光陰
垂著釣線虛度過
縱然58歲畫框套上
依舊只洋溢著憤怒
拙劣絕望的身形
夢的總量 一團空氣
一團空氣
諜影行動播畢 Bud Powell
徐徐地面朝鋼琴
尋求天空的入口
音符將如枝葉串連
直送無章的雲縫
再度 自我感覺良好
夢的總量 一團空氣
一團空氣
*語出坂口安吾